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by ruhiginoue

沖縄のチビチリガマ損壊の少年に政治的背景はあるか

 沖縄のチビチリガマが損壊された事件は、前と同様に右翼の仕業かと思われたが、犯人として逮捕されたのは四人の少年で、犯行を自白したうえ、チビチリガマの意義を知らずに「悪ふざけ」でやったと言っていると沖縄県警は発表した。

 これについて、犯行の内容から政治的背景が無いとは信じがたいと言う人もいるし、地元の少年は学校で習っているのだからチビチリガマの意義を知らないはずが無いとの指摘もされている。
 そうなると、浅沼社会党委員長刺殺事件や中央公論社嶋中社長宅襲撃殺傷事件のように、右翼が政治的背景によって起こした事件だが、少年をそそのかして実行犯にした事件を思い起こさせる。

 この一方で、社会の底辺に身を置く未成年者のことを考えれば、政治的背景がありそうな事件ではあっても実は政治的背景などない「悪ふざけ」であることは、いくらでも考えられるという指摘もある。
 なのに、社会の上澄みにいる人たちとしか交流が無い人には、社会の底辺に身を置く未成年者たちの無知と粗暴さが理解できないとも言う。

 この指摘について、あの事件が実際にどうなのかは不明だが、言わんとすることは体験から理解できる。
 高校の時、文化祭を統括するスタッフをしたことがあるのだが、このときPTA会報に某役員が「この学校の文化祭は趣味と模擬店ばかりで、これのどこが文化なのか」とこき下ろすことを書いていたから、ではシリアスな企画もしてやろうということになり、その一つとして「郷土の歴史に関わる戦争と平和」というテーマの展示をした。
 ところが、それを準備中に定時制の生徒に壊された。もちろんこちらは頭にきて追及したが、するとその定時制の生徒たちは開き直り「アカのやることだ」と言って逆に誹謗して暴力を正当化した。
 これに学校の事務員が言った。「ほんとうは全日制に僻んでやったんだよ。政治なんてわからない不良が右翼団体に入るのと同じさ」

 それと同じことなら、沖縄のチビチリガマ損壊には少年の行為として共通点があると言える。
 また、沖縄は失業がもっとも多いところだと昔から言われていて、未成年者たちが働かざるを得ないけど、就職難で他に仕事がないから、そこに付け込んで職場での暴力が横行し、それで我慢してしまい増々ひどくなる悪循環だという。
 そこから構造的に無知と粗暴が未成年者たちに備わってしまうという地元の人の話も聞いた。



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by ruhiginoue | 2017-09-20 15:20 | 社会 | Trackback | Comments(0)