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by ruhiginoue

懐かしい「いいかげんにしてよアグネス・チャン」

 熊本市の市議会に、生後7か月の子どもを連れた女性議員が出席しようとしたところ、ほかの議員から退席を求める声があがり、対応を協議した結果、女性議員は友人に子どもを預けて出席することになり、この影響で本会議は40分遅れて開会したそうだ。
 この議員は緒方夕佳議員(42)で、生後7か月の長男と一緒に出席しようとしたところ、熊本市議会の規則では本会議中はいかなる理由があっても議員以外は議場に入ることができないとされているため、それを他の議員が言い出した。ただ同議員は出産にあたり対応を議会に相談していたが解決できず、それで子供を連れてきたということだ。

 ところで外国の議会では、小さい子供がいる女性の議員が議場に子供を連れてきて抱いて議会に出席することが普通であるところもある。それで特に問題はなく、だからダメだとか言うことないのではないか、などと指摘されている。
 まして、同議員はあらかじめ相談していたのだから、なのに規則を盾にとって文句を言うのは対応として褒められたものではない。

 これで久しぶりに思い出したのは、歌手のアグネス・チャンがテレビ局に子供を連れてきた当時のことだ。同じ歌手の淡谷のり子は、夢を売る芸能の商売に所帯じみた様子を見せると興ざめになると言い、これは芸人としての批判だが、それとは別に働く女性ということで、家庭を顧みずに仕事するのが美徳という風潮の日本で、女性が子育てしながらというのはダメだと言う人たちが目立った。
 その代表が「いいかげんにしてよアグネス」という林真理子の文芸春秋での発言であった。保守派の女性マスコミ人が右派メディアで、新しいとか異例とかいうことをする女性を攻撃したので、話題になった。

 もちろん、こういう話題になるから売れると踏んでのことだろう。
 だからアグネス・チャンがテレビに出てこの話になったとき、同席していたビートたけしが、これは雑誌のほうからけしかけたに決まっていると言った。どう思うかと質問されて「いいかげんにしてよ」と林真理子が言ったので、「それはいい」「うける」ということになったのだろう。原稿用紙にむかって「い・い・か・げ・ん・に・し・て・よ」と一文字づつ書くような内容ではなく、絶対に口で軽く言ったことだ。というのがビートたけしの推測であった。
 このあとビートたけしが言ったことが話題になり、新聞のラジオテレビ欄の投書に印象的だったという意見が載っていた。
 つまり、アグネス・チャンが幸せそうにしているのを見てみんな妬んでいるのだろうとビートたけしは指摘したうえで、こういうことがあると日本人をやめたくなると嫌悪感を露わにして言ったからだった。

 結局、「保育園おちた日本しね」の皮肉があったように、どうして少子化対策と言いながら無策で、自民党からは、女性は子供を産む機械とか、ただ表彰状をあげようとか、あきれた発言が出るばかりのうえ、これが一般的にも容認されてしまうのかというと、幸せそうにしている人を見てみんな僻んでしまうからで、それはみんな自分が幸せではないから、ということだろう。

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by ruhiginoue | 2017-11-28 20:04 | 社会 | Trackback | Comments(0)