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by ruhiginoue

有田芳生と佐高信の宮本顕治

 「志位さん 晩餐会などに招かれなくてもいいんじゃないですか。孤高の精神で闘うこと。宮本顕治さんならそうしたと思います。黙して毅然と対処することです。」
 これは有田芳生議員のツイートである。
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 これに対して共産党員たちが、意見するなら共産党に戻ってくればいいと言っていた。有田議員は共産党員だったけれど党の規律に違反したからと除籍されたが、国会議員となったのだから戻りたいと言えば歓迎されるということだろうか。それとも自ら離党したと勘違いしているのだろうか。そのあたりはわからないが。
 この有田議員除籍の原因とされる本は図書館で読んだ。かなり前のことで、当時住んでいた世田谷区の自宅近くにある図書館だった。本は外部から共産党に意見する内容で、これに関与したことが党の規律に違反とされ、同氏にとっては不満だったらしい。

 それはともかく晩餐会の件は、有田芳生議員が問題の所在を解っていないということだ。外国から来賓があって政府が会を催し、なので党は関係ないから超党派でもてなしているのだが、それなのに安倍政権は野党をのけ者にしていて、外交に悪影響が指摘されているのだから。
 また、この件で産経は、共産党は安保破棄を標榜しているくせに北米合州国の歓迎会なんて出なくていいと非難めいたこと書いているけど、そのことで共産党は、北部朝鮮共和国やイランなどのように対立するのではなく穏便に軍事同盟関係の解消を目指すということなのだから、合州国大統領のもてなしに政府が主催する会へ共産党が参加するのは重要なことである。

 にもかかわらず、このように有田議員が志位・現共産党執行部委員長に対し、同党の宮本・大昔代表を引き合いに出し、古めかしい孤立主義を今さら開陳する様子を見せつけられると、有田議員が大昔は共産党員だったけど追放されてしまったという話に、そりゃ無理ないよと言いたくなってしまう。
 しかも、有田議員は共産党と関係が親密な新日本出版社に勤務してたそうだが、ここは古い共産党の体質を維持し続けているため今の共産党とは相いれない部分があるという話を、同党の議員や同党機関紙しんぶん赤旗の若い記者から聞いたことがある。

 今回、有田議員は民進党を離れて立憲民主党へ移るそうだが、共産党を追い出されてからは保守のリベラルというスタンスの政党を渡り歩いているけれど、実は古い共産党を引きずっていて今の共産党とも合わないのだから、はたしてうまくやっていけるのか、どうなるだろう。
 それとも社民党支持の佐高信が化石言葉として「宮本顕治が~」と言いたがるように古めかしいにすぎないのだろうか。




by ruhiginoue | 2017-12-15 17:00 | 政治