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by ruhiginoue

不正確で不適切な報道の言葉遣い

 12月19日の朝日新聞デジタル編集部は「北朝鮮の核実験施設を整備する担当部局の責任者が粛清されました。核実験の遅れなどの責任を追及された可能性があります」と見出しを付けていた。
 だが本文は「粛清されたと、軍出身の脱北者が証言した。処刑されたとの未確認情報もある」であった。つまり、あくまで証言した人がいるという未確認情報で、そこから推測している記事なのに、見出しは断定している。
 こういうのは不正確で不適切である。

 また、「天安門事件」について英公文書が公開というAFPの配信記事だが、こう書くと、天安門広場での周恩来総理の追悼集会で、今日本で問題の安倍昭恵夫人のように毛沢東夫人への批判が巻き起こり、これに危機感を抱いた毛沢東夫人の差し金で軍隊が集会を蹴散らした事件のことになる。それでなければ「第二次天安門事件」とすべきである。
 そして、この事件について、軍隊が「民主化運動」を弾圧したとAFPは記述するが、いつもこの記事のように、欧米および追従する日本のメディアは、非欧米ないし欧米と敵対する国でのことなら「民主化運動」と表現し、欧米にとって自国および友好国または傀儡政権でのことだと「反政府運動」と表現する。
 これは客観性を欠き恣意的で不適切であるから、統一すべきだ。

 そして、フジテレビに出演した武田鉄矢の発言について、ライブドアニュースの見出しが不適切である。「武田鉄矢、反権力や政治批判で『カッコよがる風潮』に苦言」とあるが、これには「どこにそんな風潮があるのか」と非難ごうごうであり、それは実態を具体的に指摘せず、その根拠も無いためで、だから武田鉄矢が「に苦言」ではなく「と中傷」にすべきである。

 これらはどれも、どちらの肩を持つかという意見の問題ではなく、現実を正確な言葉で一貫性をもって表現しているか否かの問題である。




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by ruhiginoue | 2017-12-27 17:43 | 社会 | Trackback | Comments(0)