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by ruhiginoue

木村草太と西部邁に共通する空虚な大衆蔑視

 山口敬之元TBS記者の「逮捕状執行停止問題」に取り組む超党派の国会議員の会合で、元TBSの杉尾議員は、逮捕を中止させた刑事部長について「キャリアの刑事部長で偉くなる事しか考えてない人が実際に捜査の現場で証拠なんか見るわけがない」と指摘し、取材などで会ったことのある何人もの刑事部長たちは実際みんなそうだったと証言していた。

 また、その事件の記録があるのは高輪署だが「それ見ないで刑事部長が判断出来るのか」と、弁護士だった福島議員が質問すると、警察庁から来た担当者は「専門性が高い警察本部が専門性の劣る警察署に指導するのは通常の事」と返答した。
 この様子の録画に、キャリア官僚の見当違いなエリート意識を感じた人は多い。

 ところが、そんな意識を持つ人は他にも色々といる。
 例えば、高い地位に就いた者は相当に高い能力があり見識を持っている可能性があるから信じるべきだ、という論法で常に権力の不正を擁護したのが、先日自殺した西部邁という元東京大学教授の「評論家」であった。目立ちたがり屋だから学生時代は極左過激派をやっていて、その後は保守になったと言っていた人だ。
 そして「大衆」はバカで無責任であるとコケにし続けた。そんな彼が死んだら美化して、まともな論客だったかのように持ち上げている人たちもいるけど、実際には非常識で嫌らしいことばかり言っていたのだ。

 これと同じなのが、首都大学東京の木村草太というタレント学者である。
 権力を縛るためにある憲法が専門でありながら、とにかく専門家は間違い無いので学校の教師はマジメだから信頼してるとか、なにかあれば子供も弁護士に相談すべきとか、あげくに医師は正しいから娘に例の予防注射をさせたと発言している。
 まるで自己矛盾しているようだが、おそらく彼は、政治家は人気取りなどで地位を得ているからダメだが、専門家は学校の勉強で地位を得ているからダイジョーブだ、という発想なのだろう。

 だから、政治に介在するポピュリズムを批判するのではなく、予防注射の効果と安全性の問題で自覚した市民に対して耳を貸さず、それを否定しているのが専門家だから無条件で正しいという例の発言になる。「井の中の蛙大海を知らず」のように「研究室の中の学者実社会を知らず」で専門バカ丸出しであるが、そこで西部邁と同様に大衆蔑視を露呈させている。
 これでは、勉強しすぎで逆にバカになってしまったとしか言いようがない。

 こんな人をマスメディアは重用している。三浦瑠麗や開沼博と同じである。マスメディアで「気鋭の」と売り出された人は批判と否定の対象でしかないものだ。騙されてはいけない。



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by ruhiginoue | 2018-02-19 16:19 | 学術 | Trackback | Comments(0)