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by ruhiginoue

ヤンデンマンからケントギルバートまで

 事業に失敗が続いて金に困ったケントギルバートがヘイト本を出しているが、その内容に間違いがあっても自らは関知しておらず、お粗末な本であるうえに名義貸しであろうと指摘されている。
 それでも売れているらしく、白人に説教されると日本人は受け容れるという企画意図が当たったようだと報じられている。

 この、白人の説教を日本人は受け容れるというのは、もともと大橋巨泉が確信犯的にやっていたことで、外圧に弱い日本人に対して有効であるから、日本の古くて悪い部分をリベラルな立場から否定しようとするものだった。
 だから、よく社会派のエンターテインメント番組で大橋巨泉は、親しいアメリカ白人のマスコミ関係者を相手に得意の英会話で天下国家を語ってみせ、これを売りにして成功していた。

 そして、大橋巨泉が司会をするクイズ番組に出演していたケントギルバートは、大橋巨泉の死後その手法を悪用し、アジアへのヘイトと日本への御世辞という商売に利用したのだろう。
 しかしケントギルバートは金のためだと割り切り、どうせ自分は外人だからと「旅の恥は搔き捨て」の感覚でいるはずで、これに乗せられる日本人のほうが無様である。

 かつて、週刊新潮の元編集部次長で亀井淳という人が、退職してから色々なメディアに週刊誌論を書いていたけれど、そのさい元勤務先の週刊新潮について内部告発していた。週刊新潮にコラムを連載しているヤンデンマンという外国人の特派員は、いつも右翼の立場から日本の報道を下品な調子で非難しているが、これは非実在の人物であり、編集部の者が交代で書いていて、亀井自身もヤンデンマンになりすまして書いたことがあると告白する。
 そして、この架空の偽外人は、自分が何か言うと欧米の記者たちも共感したことを披露するが、もちろん作り話で、だいたい内容的に欧米の記者がそんなこと到底言うわけないと読んでわかるほどであるが、しかし日本人の持つ欧米先進国コンプレックスや白人コンプレックスに訴えかけるのが目的だったそうだ。

 この告発は80年代の前半のことだった。それから30年以上も経っている。なのに日本人の白人コンプレックスは相変わらずということで実に情けないのだが、これは、いま日本で流行っているナショナリズムなんて程度の低い「愛国ごっこ」であるという指摘が当たっている証左であろう。



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Commented by ケーキイーター at 2018-03-10 21:37 x
ケント君の健闘ぶりを、今度書店で立ち読みしてみようかな。巨泉さんの本は図書館で見かけましたが。漢字誤変換は面白い。見当違いのが出てくる。

Commented by ruhiginoue at 2018-03-11 12:07
前に久米宏が「ケントは見当違い」と言ってましたね、戦争や軍拡でアメリカが正しいと言うのに対して。
Commented by ケーキイーター at 2018-03-11 20:54 x
「愛国心」と廃国心は、お友達同士。背中合わせ。すぐ近くにいる。良い表現の言葉がぱっと出てこないな。

で、耳元の蛸が「ねえ、安倍さん後どのくらい保つかな?」て、ささやいている。竜宮城で人魚さん相手に賭けをしているんだってさ。
Commented by ケーキイーター at 2018-03-11 20:56 x
トランプさんの方は、四年間全うできるかな? 頼むから、変な戦争を起こさないでね。

Commented by 名無し at 2018-03-14 04:41 x
お師匠さんのご意見の通りでございます。そういうワケで
日本人の「市民運動」とやらの大半がゴミですね。
同じ行為をしても、松井一郎大阪府知事や橋下徹もと大阪市長ならば
「バカウヨが私利私欲でやっている」となり、実はトルコ人の白子の進化人である
アシュケナージユダヤ人で反戦活動家かつ反偽イスラエル反シオニズム
活動家でもあります、ヴィルヘルムとエヴァのライヒ父娘が
全く同構造の事をいえば「世界革命の最前衛の権威が仰る絶対的権威」と
なるスーパーオウマシカぶりです。

具体例では「高野信夫とかいう無名の医師が提唱した白子混血理論は
間違いである。また東洋での永遠の哲学の最高権威はゴーダマブッダであって
ラーマクリシュナやシャンカラチャーリャーではない。その理由は
われわれの過去の取材経過は、フェミニズムの権威たちに意見を聴くのが
投票行動の結果となった。民主主義の基本は多数決だから、キミも
多数派の意見を尊重しなさい。それが精神が大人として成長した証であるよ」と。
Commented by 名無し at 2018-03-14 04:51 x
この問題では凄かった存在としかいえないのが
全国精神病者グループの笠陽一郎先生と
藤原礼子先生と河井熊五郎先生です。
1985年の3月に親友が自殺したことをきっかけに
ライヒ派にはバイバイしてフランクフルト学派に乗り換えです。
コリン=ウィルソン博士よりも永遠の哲学の問題で格上の存在です。
その頃の俺はと申しますと情けない限りであります。
Commented by ケーキイーター at 2018-03-20 20:42 x
大きい書店にまだ行ってないので、まだ、立ち読みしてない。で。「宗教は阿片だ」と共産圏では一応言われているらしいけど、昔、ヨーロッパ人に散々阿片付けにされた歴史を持つ中国人にしてみれば、「中国では聖書を読む自由がない」なんていう、キリスト教は、超・阿片にしか見えないのだろう。ギルバート氏に限らず、それを解っていない人はアメリカ等にうじゃうじゃ、いるんだろうな。ゾマホン、サンコン両氏の本を読んで、「白人達は自分達に謝ってこない」というのは、この件に関しては同感できる。全部の白人が悪い訳でもないんだけど。
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by ruhiginoue | 2018-03-08 17:48 | 社会 | Trackback | Comments(7)