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by ruhiginoue

死者を侮辱して批判されると虚偽で誤魔化しと仕返しする三浦瑠麗

 「この元記者の方が、フジテレビでの発言を悪意ある切り取りにしてデマを拡散しているようですが、財務省は過ちがあるのなら出して明らかにした方がいい。そもそも人が死ななければならないような問題ではないとコメントしていました。悪意を拡散し続けるようならば通報します。」

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 これは、例の三浦瑠麗という人が、森友学園での国有地売却に携わっていた近畿財務局職員が自殺した件についてフジテレビに出演したさい「この問題は本当に、人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と発言したことに朝日新聞の元記者が「…ほかに言いようがある。ご遺族の前で同じこと言える?」とツイッターで指摘したところ、これに対し反発したのだった。

 このとき三浦瑠麗は「最初は本当に小さな事件から始まった事」と言っており、これを前提にして「人が死ぬほどの問題じゃない」という認識を表明していた。これがそもそも間違っている。その森友問題が最初に報道された時点で、これは国を揺るがすほどの事件であると受け取った人は少なくない。
 もろちん、うとい一般人には、その意味と深刻さを理解できない者も少なくない。だから、それを標的にして、大した問題ではないのに朝日新聞が記事にしたうえ野党がネタに利用して政府を批判したと「御用」の人たちが言い出した。つまり三浦瑠麗は御用の仕事としてフジテレビに出演し、かかる発言をしたことが明らかだ。

 そして三浦瑠麗は、なんとかして「モリカケ事件」を重大問題ではないように印象づけようと必死になり、相変わらずのお粗末で失敗したのだった。御用として擁護するために大した問題ではないと言ってはみても、関わっていた近畿財務局職員の自殺まで引き起こされているのが現実である。
 そこで三浦瑠麗は強引になって、重大問題ではないのに死者が出たと言った。この結果、死ぬことないのに死んでしまったと死者に鞭打つような、深く苦悩して命を絶ってしまった人をバカにする発言になってしまった。
 しかも、番組を見た人たちは、三浦瑠麗の出で立ちに呆れていた。発言は相変わらず「パーパールリー」で風貌は「妖怪人間ルリ」といったように懐かしのアニメ風だけど、それより問題なのは、人の死に関する話題であると前もって判っていたはずなのに派手っぼい衣装と厚化粧である。これだけでも不謹慎であり、そのうえ死者と遺族に失礼な発言である。

 あと、ここで特に強調しておきたいのは、三浦瑠麗が自らの発言に違和感を表明されたさいにとった虚偽行為の問題だ。その「発言を悪意ある切り取り」されたというのは発言を曲解された場合の反論である。しかし、その元記者が書いたことは発言の解釈なんかではない。「他に言いようがある」という、あくまで言葉の表現の問題である。すなわち、趣旨とは別に、故人の家族に対して無神経ではないか、ということである。
 このように三浦瑠麗は客観的事実に反した非難をしており、そうすることで自分に不都合なこと言う人を排斥しようとしているわけだ。
 まったく、何重にも不埒である。



by ruhiginoue | 2018-03-12 12:59 | 社会