前代未聞の不正でも自民党を支持する人たちがいっぱいの訳
2018年 03月 17日
前代未聞の不正が発覚して内閣支持率は急落したが、これでもまだ支持している人がいるのかと言っている人たちがいる。
けれど、それに驚いたり嘆いたりしている人たちがいることのほうが不可解というか、その訳を知らない人がいるのかと呆れてしまう。
いかにひどいことになっても、今まで支持していたのだから、今さら考えや対応を変えるなんてバツ悪い。できないに決まっている。
それに、マスコミが発表する世論調査をよく見ればわかる。政策や主義主張に対してどう考えるかというのではなく、自民党だからと言う人が多い。これは昔からだ。
しかも、内閣がどうであれ総理大臣が誰であれ、自民党の政権だからと答えている。そこには、とにかく与党だからと権勢に媚びる態度の人がいるし、いつも自民党を支持しているから何があっても自民党と言う熱烈な支持者、あるいは何も考えず支持し続けるのが習慣になっている人、などもいる。
これはもう、店で常連客が注文するさい「いつもの」と言うのとまったく同じである。もしも新入り店員が「いつもの」を知らなかったら、いつも注文していたのが何だったか客も思い出せなくて困ることすらあるけれど、これと政党支持は同じレベルである。
そして野党も同じであり、特に老舗の政党に顕著だ。日本最古の政党である共産党の支持者が最もそうだし、公明党もほとんど同じだし、それらより新しい自由党だって何が何でも小沢一郎である。
このように、政党の支持というものは漠然としていて、惰性で投票する人が主流と言っていいほどなのだから、どんなに失政や不祥事があっても支持率に大きな変化がなくて当たり前であり、どんなにひどいことになって支持率低下しても一定の支持者は存在し続けるのだ。
by ruhiginoue
| 2018-03-17 17:26
| 政治