地下鉄サリン事件と日本全体のカルト化
2018年 03月 20日
地下鉄サリン事件が風化しつつあると言われているが、被害者はもちろん、巻き込まれた者にとって、忘れられない日だ。
あの日は、千代田線で霞が関に行ったら「何か薬品が撒かれた」とだけ言われ封鎖されたから国会議事堂前駅で降りて歩いたが、周辺には白い防護服の集団が居並んでいて、まるで『カサンドラクロス』だった。
ほんとうにこの映画の場面のようだった。

しかし今では国会議事堂前駅を抗議デモを妨害するために封じている。こういうことをしている権力の側に、カルト宗教と関係が深い人が大勢どころか多数派である。
あれから23年、カルト宗教は危険だと日本全体が認識したはずなのに、その後ますます政治力をもち、そのうちの一つの団体の傀儡となっている政党が政権与党となり、他にも宗教がかった政治運動団体に所属する右派議員が大勢いて、さらに新しく出来た宗教政党から出た議員までいる、という状態である。
また、事件を起こした教祖に影響したという人が都知事になるなどしていたが、その息子も関わりが指摘され、他にも関係したり持ち上げたりしていた有名人たちがいて、事件の後は素知らぬふりをしているけれど、宗教右翼の発想と体質は変わらない。
こうした現状は、要するに日本そのものがカルト宗教と化しているのだ。あの教団は、内部では信者がタダ働きで資金集めさせられ、外部に対しては戦争をしかけようというような攻撃性で、教祖と教団幹部らは教義や戒律など無視で贅沢していた。ちょうど、「戦争法案」や「タダ働き法案」が出てきて世襲政治家らは特権階級的ふるまい、と同じである。
いったい日本人は事件から何を学び反省したのだろうか。
by ruhiginoue
| 2018-03-20 18:02
| 社会






