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by ruhiginoue

妻を捨て自分を取り戻そうとする夫

 妻を捨てようと決意した夫の方から切り出す「熟年離婚」の増加傾向という記事が、週刊朝日の前号に掲載されていた。
 これによると、もともと熟年離婚といえば妻から離婚を切り出す例が多かったけれど、最近では妻が不要になったという夫が増えているそうだ。そして定年退職しても、あと長ければ30年くらいは生きるが、もう妻と一緒じゃないほうが幸せだと言う男性の思いが語られている。
 その例は、ずっと生活に追われてばかりで、子供が独立すると、あと妻が夫を必要としているのは金のためだけで、もう人生のパートナーではなくなっていたと気付き、それで離婚のため財産を整理し分与もしたから前より貧乏になったけれど、はるかに幸せになったと言う。そして残りの人生は、自分の気持ちに正直に、前向き生きるつもりだと言う。

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 これまで離婚で難点とされていた年金について、法改正され専業主婦が離婚時に夫の年金の一部をもらうことができるようになったから、熟年離婚は妻から夫に離婚を切り出すのが増えるとばかり考えられてきた。
 だが、夫から妻に離婚を切り出すケースも増え、それは他に女を作ったなど過去からよくあったことだけではなくなってきたらしい。裁判所の2015年度の司法統計によると、男性からの離婚原因1~3位は「性格が合わない」「精神的に虐待する」「家族親族と折り合いが悪い」であった。
 そして弁護士のところへ離婚相談に来る男性で最近多いのは「妻と別れて本当の自分の人生を歩みたい」という訴えだという。

 この背景には、離婚そのものが珍しくなくなり、昔のように離婚で夫の出世に響くことが無くなり、離婚を考えやすくなっていることがあるけれど、しかし離婚にさいして財産分与をしないといけなくなり生活水準が低下することも多いのだが、これを弁護士から説明されても意思が変わらず、それでも離婚して残りの寿命を自分にとって納得できる生き方にすると言う男性が増えているそうだ。

 この記事を読んで思い出した。先日の国会議事堂前、その前の総理官邸前の抗議行動などに、夫婦で行った幸福な人たちがいた。けれど、こういうことに妻は無関心とか嫌悪感とかで、夫に行くなと言う妻だったら。そういう生き方の違いで離婚する人たちもいるだろう。
 そんな男たちを、実際に多く知っている。安保法制と共謀罪の抗議行動の時、居ても立っても居られず参加しようとした男が妻から反対され、身の安全などを心配されたのではなく価値観の違いによるもので、しかも政治や思想信条という以前に無関心とか冷笑系とかであったから、もう一緒に生きていくことは無理だと確信して離婚し、その後は集会やデモに参加して水を得た魚のようになったと言う。

 ただ、自分の人生を取り戻したいと家族を捨てる男なら昔からいた。子供のころに、よく小説やドラマに描かれていて、当時は理解しにくかったが、今は理解できるようになった。


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Commented by ケーキイーター at 2018-04-23 10:24 x
自分の居室を見て、断捨離なる物をするべきだと思っているのだが、私のことだ、なかなかできそうにないね。テーマとちょっとずれちゃったね。
Commented by ruhiginoue at 2018-04-27 17:17
捨てたい家族が居るかのようです。
Commented by ケーキイーター at 2018-04-28 07:37 x
そういう訳じゃないと思うけど。あぎゃあ、また、本が増えた~。
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by ruhiginoue | 2018-04-22 17:12 | 社会 | Trackback | Comments(3)