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by ruhiginoue

米山隆一新潟県知事の動機と辞職

 新潟県知知事の米山隆一氏が、数年前から出会い系サイトで知り合った大学生などの女性と援助交際していたことについて、その女性から聞きつけた週刊誌の取材で事実を認め、記事になる前に記者会見を開いたうえで辞職する決断をしたということで、話題になっている。
 これについて断片的にTwitterで述べていたが、それでは細切れで解りにくすぎるので、ここでまとめてみる。
 
 高畑勲監督の追悼で放送された『火垂るの墓』の原作者・野坂昭如の、その前の代表作は『プレイボーイ入門』である。その後、野坂昭如は、あの宇野総理大臣が週刊誌に暴露された援助交際を引き合いに出して、援交相手にバラされる人は、慣れていない者が中年以降に経済的余裕ができたからとニワカにはじめるから失敗するのだ、と指摘し「僕に相談すれば教えてあげたのに」と、生前よく言ってた。
 それなら米山隆一新潟知事も、野坂昭如が生きていたら相談したほうがよかったかもしれない。ただ、それで的確な助言が得られた保証はないが。

 そこで米山隆一氏は、援交相手は金だけが目当てだと解ったので会わなくなり、その後は紹介された他の女性と交際したが別れてしまい、だから独身のままだと言う。
 そして米山氏は、満たされなかったとか、金を渡したのは歓心を買い好きになって欲しかったとか、政治家になったのだからよせばいいのに、知事になって凄いと女性に言われて嬉しかったとか、言っている。これらは、たぶん本当だろう。年配の男が女子大生を相手に普通は有り得なそうだが、しかし彼のように勉強ばかりしてた人ほど、その当時に欠落したことの埋め合わせを後からしたがるものだから。

 これが、野坂昭如よりもう少し年上の世代だと、青春時代が戦争中だったので、戦後この世代の人たちが「デートクラブ」だの「愛人バンク」だの当時の出会い系で売春の温床として摘発もされたところに入り、初恋の人に似ている若い女性を探して金で雇って代わりを演じてもらっていたものだ。
 
 そうした戦争がらみは悲しい話だが、その後は受験勉強ばかりの人が似たようになっていた。米山氏のように東大に現役で入り医師と弁護士の両方というのは超人だから出来たのではなく、他の人がしていることをしないで勉強してたからだ。時間の使い方だけではない。有名な医師ベンジャミン=スポック博士も指摘したが、受験勉強はボクシングと同じで禁欲しないとできない。だから、その中には合格後タガが外れしまう人が出て、医学部で集団強姦とか官僚がセクハラとかいうことになるのだろう。

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Twitterに使用している写真。

 しかし、既にみんな言っているように、週刊文春の不倫記事といえば前に小室哲哉氏のことがあった。これと同様に、米山新潟県知も、仕事と何が関係があるのか。しかも原発問題で当選して女性問題で辞任とは不可解である。米山隆一氏と小室哲哉氏では立場が違う。小室氏は才能が枯渇したと感じていたそうで実際にヒット曲がないから、週刊誌が不愉快でやめると言うのもけっこうであり、この時は文春の方が非難された。しかし知事はこれからもやることが山積しているし、歌より原発は深刻だから、やめたら知事のほうが非難される。

 ただ、米山隆一知事は、今でこそ原発再稼働に慎重な姿勢で共産党や自由党など野党から支持されて当選したが、以前は自民党から立候補したり維新から立候補したりで落選を繰り返していた。つまり政策や理念に一貫性がなかった。
 また、Twitterでリベラルな良識派の発言をしていたが、その前はネトウヨのような発言をしていたので、立場に合わせて変えたと指摘されている。この逆というかで迎合をしている政治家が元アナウンサーで自民党の丸川珠代議員である。どちらも東大に入る人だから、要領がいいのだろう。片山さつき議員もそうだと、別れた元夫の元都知事が言っていた。

 せっかく念願の政治家になれたのに辞職とは、たかが女のことで米山氏は無念ではないのかと言う声もあがっている。
 ただ、映画監督の「ゴジ」こと長谷川和彦氏が、こう言ってた。
 もともと母親が教師で勉強にうるさく、また監督になるため映画会社にエグゼクティブで入るには大学それもなるべく一流のところに入るべきだと映画関係者に言われたため、猛勉強したとのこと。
 そして東京大学に現役で入るが、「受験から解放されたと思ったら、その後もやれ公務員試験だ司法試験だと東大は試験が好きな奴ばかり」と。

 おそらく米山隆一氏も、医師に弁護士さらに政治家と、なって何がしたいかではなく、なれるまでの過程が楽しいということで意味があって、だから途中で辞めても惜しくないのだろう。



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Commented by Neutralizer at 2018-04-20 12:51 x
大学時代の英語の教科書で我々日本人とアメリカ人の学業の仕方が書かれていたことを思い出しました。我々の場合は先が苦で後が楽、アメリカの場合は楽が先で後に苦をもっていっているそうです。一長一短はありますけど、勉学は苦しんでするものという過程は改めた方がいいのではないでしょうか。未だに奴隷とエリート大量生産教育体制ですからね。
Commented by ruhiginoue at 2018-04-20 17:32
スポック博士やキンゼイ・レポートによると、アメリカでも高学歴ほど奥手だそうです。力を振り向ける方向が違うためらしい。
ただ、日本では寺の修行みたいにわざわざ苦行を積むような発想だから、変なことになるのでしょう。
Commented by L at 2018-04-23 15:29 x
 映画の中のアメリカの青年と違って?中々声もかけられないので、女の子を捕まえられるまで大学に何年も残る学生が目立つという話を読んだことがあります。卒業したら出会いや声掛けの機会が減るからでしょうね。
 誰の本か思い出せませんが、これもなだいなださんあたりでしょう。

 また、努力して合格するまでがエキサイティングで合格後は詰まらなくなってしまう人はボチボチといるみたいですね。〇〇をしたいので合格する必要があるのではなく、高いハードルを越えること自体が目的だというハンター気質?今テレビに出ずっぱりの山口真由嬢なんてのもその口でしょうか。
Commented by ruhiginoue at 2018-04-24 19:34
 受験勉強が好きな人には、ロールプレイングゲームのように楽しくてステージが上がっていくのが心地よいという人が少なくありません。
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by ruhiginoue | 2018-04-19 12:34 | 政治 | Trackback | Comments(4)