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by ruhiginoue

集団懲戒請求で佐々木弁護士が敗訴する可能性

 無責任な煽動にネトウヨが乗せられて懲戒請求したが逆に訴えられた事件があり、これと同様に組織的とか動員されたとか、そうした集団で懲戒請求がいくつも発生していて、デタラメな法的知識に基づいていることもしばしばだという。

 そもそも、弁護士の懲戒請求だって要は内容であり、なのに数で決まるというデタラメをテレビに出て放言したうえ懲戒請求を呼びかけたのが橋下徹弁護士であった。ネットでの風説とは違い弁護士として公共の電波を使ってのことだから、これを信じてしまう人たちが相当にいても当たり前である。
 実際に、これに煽動された人たちが大量にいた。
 ところが、実は橋下徹弁護士は、皆をけしかけるだけで自分では請求していなくて逃げていた。この事実を知らない情弱な人たちがけっこういるということではないだろうか。

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 この懲戒請求の現実は、ひどい事実があっても、弁護士会と日弁連はまず懲戒しないのだ。身内をかばってばかりで、請求それ自体を握り潰すこともしょっちゅう。弁護士自治が機能してないことは法曹に関心がある者にとっては昔から今まで常識である。
 これを踏まえているから、橋下徹弁護士は、大勢で懲戒請求すれば圧力になると言った。だが、それなら一通の請求を大勢の連名でするものだったはずだ。ところが橋下弁護士は、大勢で同じ懲戒請求をするのだと言った。これでは無意味な手間暇を弁護士と所属弁護士会に強いる嫌がらせでしかない。
 だから問題になり、橋下弁護士は謝罪した。ところが訴訟では橋下敗訴だったのに最高裁が強引に覆した。デタラメ批判されても我慢せいと。その時、橋下は弁護士から政治家に転じていた。だから推して知るべし。

 このテレビとは、いうまでもなく『そこまでいって委員会』という関西ローカルの、これに煽動されて「維新」が産まれたともいわれる、とにかく非常に下品な、関西近畿らしい露悪さをもつ番組である。
 ここで、歌手崩れのお笑い芸人やしきたかじんと、タレント弁護士の橋下徹が、人権派弁護士を倒せと煽り立てた。これを最高裁がかばい立てした。さらに政治状況も影響して、ヘイトスピーチは公然と行われるし、言論テロを「赤報隊義挙」の横断幕を日の丸とともに掲げたデモが正当化する。殺人が堂々と賛美され、これを警察が守りカウンターを近づけない。
 こうして日本は、右翼の立場からやる分には殺人まで含め何をしても免罪されるような社会に堕ちた。だから、その後もまだやる奴らがいて、悪いことをしてもお咎めなしと思っている者だけでなく、それが正義だと信じている者もいるようになった。

 これやったのはネトウヨだったが、訴えた弁護士に対して、やはり正しいと信じてやったと言ったそうだ。そういう連中を焚き付け、あるいは組織的に動員する工作があるとも言われている。だから被害に遭った佐々木弁護士が嫌がらせを受けたとして訴訟にしても、敗訴したり変な事実認定をされたりする可能性がないとは言い切れない。
 あの裁判官と、あの裁判官と、あの裁判官と、…だったら、あるんじゃないかなと具体的に名をあげられる。 もちろん、そういうリスクを弁護士なら覚悟の上だろうが。


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by ruhiginoue | 2018-05-12 18:24 | 司法 | Trackback | Comments(0)