辺野古米軍新基地建設地の自然
2018年 06月 07日
辺野古の米軍基地建設で、滑走路のための埋め立てが自然環境に影響を及ぼすと危惧されている。
埋め立て地と目と鼻の先には、無人島の長島と平島がある。時々、観光で上陸する人がいて、米兵も遊びに行くのを目撃されているが、そのあとゴミを放置した者がいる。アメリカ製の菓子の包装紙だった。
また、米兵がカヌーをして訓練には見えず遊んでいる様子だったが、禁止区域に侵入しても海保は何も言わない。
これは平島。船に乗って接近すると、下部が洞窟のようになっていた。
島にいるのはアジサシという渡り鳥で、オーストラリアと行き来しているそうだ。
サンゴが見えてきた。
グラスボートに乗り変え、船底からサンゴを見た。
コブハマサンゴといって、ここ大浦湾でしか見ることができない。
これらのサンゴは、300年くらいかけて成長したもので、おそらくサンゴ礁は3000年前からあるとみられている。
この、世界で唯一のサンゴ礁に、米軍基地建設の埋め立てにより海流が変わると、なんらかの影響があるはずで、環境の激変に何度も耐えてなんとか再生したサンゴ礁だから、今後が心配されている。
サンゴ礁は海の魚にとって住処であり、これが損なわれた場合に環境への損害が甚大であることから、単に美的な問題だけではなく、生態系への影響という観点から地球上の全生物に関わるとして、近年は世界的に保護の必要性が認識されている。
にも関わらず…ということだ。
ほかにも、海底がマヨネーズ状態のため埋め立てが困難であること、活断層があるのに上に弾薬庫とは危険であること、など問題だらけである。
しかも、そもそも海兵隊とは殴り込み部隊だから、それが駐留する沖縄の基地はアメリカの覇権のためであって、日本の安全の役には立たないし、この頃アメリカは中国を優先して日本をすっ飛ばしているから、日米安保条約は存在意義を失っている。
それでも建設を強行するのは、いずれ日本が自ら覇権のため基地を使用する意図があるためとの見方もあり、また基地が役に立たなくても、完成できなくても、それまで土建の莫大な利権があるから、これを悦んでいる人たちもいるはずだ。
これは大浦湾にあるリゾートホテルだが、経営者は米軍基地建設容認である。ほんとうは基地建設で観光に打撃なのだが、経営不振らしい。
また、反対運動を弾圧する機動隊が外部から動員されたさい、宿舎となっていた。観光客なみの待遇をうけて、地元の人たちを迫害しているということだ。
そんな中で「この土人が」という差別暴言が機動隊から発せられたのである。
by ruhiginoue
| 2018-06-07 14:51
| 自然