井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

小学校の嫌な思い出と今の社会

 小学校の時に担任だった教師の女性は、普段から、自分が気にいる児童と自分が気にいらない児童との差別が激しくて露骨だった。
 ところが、この教師は学期の最初に「もっと、みんなにとっていい先生になりたいから」とアンケートをとった。そして「先生はえこひいきしていませんか」という質問に驚かされた。質問するまでもない自明のことだし、何よりその教師が意識してやっていることだった。自覚してないとは思えなかった。
 この他の質問は、教師の職務とは無関係なことばかりであった。
 
 なんでこんな空々しいことをするのかと疑問だったが、自分が気に入られてえこひいきされている児童は、えこひいきしてないと回答し、逆の児童はえこひいきすると回答したかったが、そうするとますます迫害されるだろうから、えこひいきしないと回答した。

 この話を同じ組の同級生たちと話していて、みんな「なるほど」と思った。そこでみんな気づいたということだ。
 つまり、その担任教師は、えこひいきしていると自覚しているから、していないと言わせようとして、そんなアンケートをしたのだろう、と。「していませんか」と質問してはいるけど「していませんね」と迫っているのだ。悪いことだと解っていて故意に行い、悪いことだから行っていないことにしてしまうために、自分がやっている悪いことの被害者に被害を否定させようとして、さらに悪いことをされて被害を受けたくなければ、悪いことをされて被害を受けてはいないと言いなさいと脅しているのだ。

 こんなことは、小学生の頃の思い出したくもない昔の記憶だが、なのに、学校のいじめ自殺とか、大学アメフト反則とか、国会の証人喚問とか、そういうことが報道されるたびに、思い出してしまう。
 やはり、みんな同じ社会の中から其々別々の場所に少し形を変えて浮かび上がってきたことなのだろう。


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Commented by Neutralizer at 2018-06-09 13:08 x
なるほど、秦王朝末期における『馬鹿』の逸話と同じ手法ですね。始皇帝亡き後に末子の胡亥が皇帝になり、彼の家庭教師であった宦官の趙高が実権を握って自分に対する忠誠度を試す為に鹿を連れてきて馬だと皇帝の前で言い張りましたけど、井上さんの小学校時代の教師はそれで生徒に自分に対する忠誠心を試したというわけですか。
Commented by ケーキイーター at 2018-06-09 21:08 x
それが「馬鹿」という言葉の由来だったんですか? 知らなかったなあ。

ええい、昔の自分自身のクソ教師のこと思い出すと、やっぱり腹が立つ~。
Commented by ruhiginoue at 2018-06-12 22:06
えこひいきは、個人的感情とともに忠誠にさせるためにやるもので、それ以外の者には恫喝ということでしょうね。
馬と鹿の区別ができない愚か者というような表現で、猫も犬も区別できないドシャブリという英語があるけど、台風と違い梅雨ではシトシトジメジメですね。カビに要注意です。
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by ruhiginoue | 2018-06-09 08:41 | 雑感 | Trackback | Comments(3)