コンビニ店に安室奈美恵のポスター
2018年 08月 20日
コンビニ店に行ったら、出入り口に安室奈美恵のポスターが貼ってあった。よく見たら、各地で行われたコンサートを収録したものの宣伝だった。
その安室奈美恵は沖縄の出身である。だから亡くなった沖縄県知事と面識があって、哀悼の意を表明していた。
こんなこと当たり前なのに、同県知事が米軍基地問題で中央と対立したことだけを以って「安室奈美恵は反日」だとネトウヨが騒いだから、なんて非常識な連中がいるもんだと呆れられていた。
それどころか森喜朗という政治家は、安室奈美恵が沖縄出身だから「君が代」で口パクしていると、偏見に基づいて非難していた。国歌の斉唱と独唱の違いを知らずに、拝聴していた人たちに向かって、なんでちゃんと歌わないんだとケチをつけ、世界に恥をさらしたくせに。
こんな人が元総理大臣なのである。親の七光で議員になり、森内閣の支持率はヒトケタと、それはひどいものだったが、今でも偉そうに馬鹿なことばっかり言ってる。
ところで、安室奈美恵は小学生の頃、芸能が盛んな沖縄で生まれ育ったため芸能に強く関心を持ち、地元の名門芸能学校に行きたいと思ったものの、母子家庭で生活がギリギリだったため学費が払えそうになく、それで学校の職員に、学校に入りたいけどもお金が払えないと言ったそうだ。
すると芸能学校の方で、安室奈美恵が大変熱心な態度であったため、それならばお金を払わなくてもいいから通ってみなさいと言ってくれたそうだ。
それで安室奈美恵は、学校は自宅からちょっと遠かったけれども、バス代を節約し、せっせと歩いて通学したそうだ。
このように大変熱心で、また才能もあったから、彼女は早くから頭角を現し始めて、地元のテレビ局に出演するようになった。周辺の人からも、彼女は抜きんでていると認められていた。
そして後に日本のトップスターとなったことは言うまでもない。
そんな彼女は、芸能活動のため学校を欠席しがちになったら、欠席が多いと卒業できなくなるぞと担任の教師に脅かされていたらしい。しかし彼女は毅然として言ったそうだ。
「それなら、それでも構いません。卒業証書をもらっても、それでご飯が食べれるわけではありません。私は歌手になるつもりです。歌でお金を稼いで、苦労してるお母さんに楽をさせてあげたいんです」
これは特殊な才能を持っている人だけ通用する言い分かもしれないが、しかし卒業証書でメシを食えるわけではないことは、誰にとっても同じである。
もちろん、学歴があれば就職で役に立つから、みんな嫌でも学校に行ったり、進学するために塾行ったりするわけだけど、それで就職して良かったと言えるようになる保証は無い。
また、昔と違って今じゃぁ、まさかと思うような大企業が潰れちゃったりする。これは一昔前から言われていたが、その時でさえ、今まさか東芝まで危ないなんてこと、想像できなかった。森喜朗みたいな人がでかい口をきいてるような日本に堕ちてしまったのだから、当たり前かもしれないが
みんな才能があろうがなかろうが自分のやりたいことをやったほうがいい。
by ruhiginoue
| 2018-08-20 06:14
| 芸能