刃物に魅せられる人たち
2018年 08月 22日
山の中で使用していたサバイバルナイフを持ち帰るのに、乗り物などで見咎められると銃刀法違反に問われるから、先に送っておいた。あのランボーも、警察署長にサバイバルナイフを持っているのを見咎められ逮捕されていて、これが物語の発端になっている。
このナイフは紐を通す穴があり、棒の先に括り付けて槍に変えることができる。これでランボーはイノシシを仕留めて丸焼きにして食べていたが、そういうことはしていない。ヘビは出たけど、もっぱらカラスを追い払うのに使っていた。追い払うだけで、あれは焼き鳥にしたら不味そうである。
あとはゴミ処理で解体するのに使用した。
ところで、映画『ランボー』で有名になったので、同型のサバイバルナイフが売り出されていて、日本でも輸入販売されていた。映画のプログラムにも広告が載っていた。
これは高い、28万円くらいする。もちろん材質が良いから、研げばよく切れる。映画でも、警官がランボーから取り上げたナイフを軽く紙にあてると滑らかに切れるので、こんな危ないものを持ち歩きやがってという顔をする。
あと、実用というより鑑賞用のナイフがあり、面白がって集める人がいる。日本刀と同じだ。萬屋錦之介も『子連れ狼』に出演して胴田貫の使い手を演じたことをきっかけに、同じ作者の系列刀を数百本も集めたという。
そしてナイフ取集といえば忘れてならないのが舛添要一もと厚生大臣・もと都知事である。それを突き付けるようにしたから、片山さつきと離婚になったとも言われている。
もともと動物は光るものにひきつけられる習性があり、刃物のギラギラした様子には、つい見とれてしまう。それで使いもしないのに鑑賞用に持つ人たちがいるのだろう。
そして、空手の大山倍達が言っていたが、刃物を持った者に襲われたら、刃物から目を逸らすべきで、怖くて警戒して刃物をつい見てしまうと、その光に目をひきつけられ、それで抵抗したり逃げたりできず刺されてしまうのだそうだ。刃物より持っている手が必ず先に動くから、見ることないし、見てはならない、ということだ。
これって、刃物以外のものごとについても言えそうだと思う。
by ruhiginoue
| 2018-08-22 21:50
| 映画