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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

自民党がスターリン主義の政党になった

 かつて小渕恵三は、自民党総裁選挙に再選を目指し立候補したさい、対抗して立候補した加藤紘一と山崎拓の両名が率いる派閥を、その後の党役員人事・内閣改造で徹底的に冷遇した。これに電話で抗議した加藤に、小渕は「あんたは俺を追い落とそうとしたじゃないか。選挙とはそういうものだ」と言い放ち、加藤は絶句したそうだ。
 この、加藤の絶句は、彼が迫害されて困ったからだけではなく、小渕の非常識に驚いたためでもあるだろう。なぜなら「選挙とはそういうもの」ではないからだ。

 いうまでもなく、選挙で競り勝ったとはいえ、相手方も相当ないし一応の支持があったのなら、それを尊重して脇役に登用するなどの配慮をするのが常識だ。小さい政党はともかく、自民党のように大きい政党なら、主導権争いはしても、あくまで選挙とは誰か一人を代表者にするために実施するものであり、そこで誰にしたいかの違いはあっても、もともと同じ志をもって集まっている団体である。
 なのに、このような態度を取ったため、温厚な態度で敵を作らないから「人柄の小渕」と言われていた彼らしからぬ行動だと言われている。だが、そうではなく、ただの常識外れであるから、人柄とは関係ない。


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 この後、自民党は過去の自民党から変わってしまい、今は安倍晋三が、他に総裁選に立候補する人がいたら、その者とそれを支持した者たちは干すと言っている。
 つまり、外部との対立ではなく、内部の仲間に対して、勢力争いで勝ったのなら負けた者を粛清するというスターリン主義的な手法に、小渕から安倍に至る自民党は変容してきているのだ。






by ruhiginoue | 2018-08-30 18:18 | 政治