私が愛したウルトラセブンと沖縄
2018年 08月 31日
「♬ゆうべ素敵な夢を見たの〜お願い笑わないで聞いてよ〜」2番は「ゆうべ不思議な夢を見たの〜」
この歌い出しの歌詩と同じように、先日、素敵というか不思議というかの夢を見た。夢の中に、この歌を歌っている田村英里子が出てきたのだった。
まぁ、夢の中にアイドルが出てくるのは結構のことで、嫌な奴のことを思い出すよりよっぽどいいんだけど、こんなこと初めてなんで、何故だろうなぁと考え続けていた。
そもそも夢ん中に出てくる物事とは、前の記憶との何らか連想であり、大体は間接的につながっているものである。
今では『ヒーローズ』の田村英里子としてハリウッドセレブになって随分と出世してしまっているけれど、デビュー当時はテレビで『アイドル伝説えり子』というタイアップした連続アニメをやっていた。
これは絵柄は子供っぽいんだけどストーリは非常に面白かった。大映テレビをさっぱりと明るく描いたようで。また、漫画化した、いわゆるコミカライズの本があって、こちらの方が面白かったかもしれない。
しかし、この話は、なかなか信じてもらえなくて、同級生からは田村英里子のファンだと思われている。まぁ歌は結構好きだけど。声も詩も曲もいいし。
それで、夢について考えても解らなかったけど、最近ふと思い出した。沖縄に行っていた時、地元の人と映画の話になって、ゴジラのシリーズで『ゴジラ対メカゴジラ』は自衛隊と米軍が出てこなくて、これは地上戦をしないように沖縄に配慮したからだと言われている、と説明したところ、地元の在住の人が勘違いしたことを言った。
「なるほど、沖縄出身の金城哲夫が脚本書いてるからね」
いや、金城哲夫はゴジラではなく『ウルトラ』のシナリオを書いていた人である。そして、沖縄はもともと独立国だったこと、他の日本と違って地上戦が行われたこと、戦後も『ウルトラセブン』放送当時にはベトナム戦争で沖縄から爆撃機が離着陸していたこと、などから想いを込めて、あの『ノンマルトの使者』を書くのである。
この当時のことが、関わっていた市川森一の脚本でNHKスペシャルドラマ『私が愛したウルトラセブン』(93年放送)となるのである。
ここでは、その金城哲夫と、同じく沖縄出身の脚本家・上原正三が登場し、沖縄出身者としての苦悩を語る場面もあった。金城哲夫は「ウルトラセブンがベトナム戦争に参戦したらどっちの味方するんだろう。やっぱりアメリカかな。ベトコンなんて怪獣の名前にぴったりじゃないか」と言ったりしている。
その一方で、ドラマはこの番組に関わった人たちの青春群像であり、中心になっているのはアンヌ隊員役のひし美ゆり子で、扮していたのが田村英里子であった。彼女がギター弾きながらウルトラセブンの主題歌をスローで歌う場面もある。
最近、NHKのどうしようもなさについて批判があるけれども、それでもNHKの中で抵抗している人もいると言われている。
その反映の一つとして、今は昔の事ではあるが、小渕内閣の当時、九州沖縄サミットに合わせて、NHKはこの『私が愛したウルトラセブン』を再放送していたのである。
こういうことが記憶の中でつながって、夢に反映したのだと、一応結論付けておこう。

by ruhiginoue
| 2018-08-31 16:21
| 雑感






