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by ruhiginoue

テニス選手の二重国籍と日本の特異な文化

 テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝したら、彼女の家系と国籍について、やはり変なことが言われている。
 まず安倍首相である。「おめでとうございます」はいいけれど、「日本選手初のチャンピオン。この困難な時にあって、日本中に、元気と感動をありがとう」とは不可解である。「日本中」と言うが、今は大災害でそれどころではない人が大勢いるのだから、これでは政府のひどすぎる対応をごまかそうとしているとしか思えない。
 また、「日本選手」とはどんな定義なのか。彼女は二重国籍である。
 
 この件で、トンデモ発言ばかりしているヘンテコ右翼の足立康史議員が、またやらかしている。「ノーベル賞、オリンピック等で快挙を成し遂げた日本国民には、二重国籍の特例を認めたらどうかな」
 こんな、功績があったら特例で二重国籍を認めろというのは、後から日本人の功績ということにしてしまうわけだから、よく塾や予備校が、受験の難関に合格した人に頼んで通っていたことにしてもらい、合格者何名と宣伝に利用するのと同じじゃないか。

 こういうことを政治家先生たちが平気で言っている国であることと関係があるけれど、大坂なおみ選手の一家は彼女が3歳の時アメリカに引っ越しており、そうしなかったら、小さいころから人種差別による虐めと暴力を受けて才能が潰されていただろうと指摘されている。
 たしかに、そうだ。アメリカにも差別はあるが、そこに才能潰しを付け加えるというのは日本の特徴である。日本は、差別がなくても何か突出しようとすることを寄ってたかって否定する「文化」がある。
 それでいて、功績があると態度を一変させるが、これは後から手前のために利用するためである。

  これが、日本では普通のことなのだ。


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by ruhiginoue | 2018-09-13 16:08 | 体操