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by ruhiginoue

学校の教科はすべて戦争と平和に役立つ

 よく、「読み書き算盤」と、生活に必要な知識として言われるが、この点から学校の教科でも「国語算数」と先に言われる。では、あとの教科はどうか。他は趣味だから学校でやることないと言う愚かな人たちがいる。

 とんでもないことだ。ちゃんと考えて教科が設定されているのだ。これは戦争と平和のためである。
 「国語算数」に続いては「理科」だが、これは軍事研究に必要である一方、資源の問題を解決するなど戦争の原因を除去して逆に平和のためになる研究もする。
 次は「社会」だが、戦争は政治の手段なのだから武器が優れているだけではダメなので、必要である。逆に戦争を防ぐ学問にもなる。

 中学からは英語が加わるが、捕虜を尋問したり艦船を臨検したり通信傍受や諜報に役立ち戦争に必要である。逆に外交や文化交流により戦争を防ぎ平和に役立ちもする。

 他の教科はもっと軽んじられているが、しかし「体育」も兵士を強くするのに必要だからナポレオンは「ワーテルローの戦いではなく英国の運動場に負けた」と言ったし、平和運動にも体力は必要だから「若者よ体を鍛えておけ」(ぬやまひろし)という歌が学生運動で唄われていた。韓国が軍事政権を打倒して民主化したのは若者に体力があって学生運動が盛んだったことと関係があるけれど、この背景には兵役があった。

 「家庭科」は衣食住を通じて強い兵士を作ることになり、だから桜美林大学の川島四郎という有名な学者は、軍の学校で優秀だったから東大に進んだが、軍事力増強になると主張して栄養学を専攻した。この点で森鴎外は麦飯で脚気が防止できる経験則を、医学的根拠が不明確だと言って無視し、兵士たちを脚気にしてしまい軍医失格だった。

 「美術」と「音楽」は戦意高揚のプロバガンダに利用できるし、逆に反戦の意識を鼓舞したり平和交流の材料にしたりもできる。

 だから、ちゃんと学校の教科は国のため必要なことだと考えられている。なのに、この教科は必要でこの教科は不要とか言っている連中は、なぜそんなこと言うのか。その話を聞くと実は何も考えておらずテキトーに言っているだけなのだ。



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by ruhiginoue | 2018-09-14 19:37 | 学術