新潮社をボイコットする書店
2018年 09月 23日
差別と居直りの『新潮45』に抗議して、新潮社の本を棚から撤去したり、そこまではしないが当面は新たに取り寄せないことにするという書店が出ていると報じられている。
これは騒動になったからで、普段こんなことをすると、取次店(問屋)から「置け」と言われたりすることがある。もともと大手出版社は、取次店の株主になり、書店が嫌がる本を売れと無理強いしたり、小出版社の本を置かせないよう圧力をかけてきたものだ。
そうとは知らない人が多いから、本屋に行って「こんな本ばっかり置きやがって」「これを平積みにするとは」などと苦々しく思っても、ほんとうに本屋の意志で置いてるのかどうかということだ。
そもそも書店は委託販売だから、仕入れの資金が無用なので開業しやすいが、まず出版社と書店の間に入る取次店と契約しなければならず、それでポルノは置かないと言っても売れるんだから置けと言われ、これで廃業した書店がよくあり、このポルノが最近ではヘイトになっているというわけだ。

これは騒動になったからで、普段こんなことをすると、取次店(問屋)から「置け」と言われたりすることがある。もともと大手出版社は、取次店の株主になり、書店が嫌がる本を売れと無理強いしたり、小出版社の本を置かせないよう圧力をかけてきたものだ。
これも既に拙書『朝日新聞の逆襲』(第三書館)で詳しく述べたことだが、アマゾンの横暴に対して文芸春秋社が怒り、流通の立場を悪用していると批判したが、そういう文芸春秋社は、かつて自社を批判する小出版社の書籍が本屋に並ばないように取次店に働きかけたことがあるから、その反省もなくアマゾンを批判する資格などない。
そうとは知らない人が多いから、本屋に行って「こんな本ばっかり置きやがって」「これを平積みにするとは」などと苦々しく思っても、ほんとうに本屋の意志で置いてるのかどうかということだ。
そもそも書店は委託販売だから、仕入れの資金が無用なので開業しやすいが、まず出版社と書店の間に入る取次店と契約しなければならず、それでポルノは置かないと言っても売れるんだから置けと言われ、これで廃業した書店がよくあり、このポルノが最近ではヘイトになっているというわけだ。

それでも、こだわりの品ぞろえをしている小書店もあり、それで存続できるのは土地柄であろう。そういう小さい書店が鎌倉の駅前商店街にあり、それに感動して買ってしまったことがある。一緒に行った人も同じだった。
by ruhiginoue
| 2018-09-23 12:34
| 文学






