台風と埼玉
2018年 09月 29日
「この程度では大したことないよ」というのが地方によって異なり、代表的なのは以下の通りである。
北海道「この程度の雪では大したことない」、沖縄「この程度の台風」、東京「この程度の混雑」、島根「この程度の過疎」、大阪「この程度の差別」、福岡「この程度の銃撃」。
今、台風で大変なことになっているが、雨ならともかく暴風だと外出は命懸けだ。特に沖縄の台風は他の日本と違う。これで選挙を実施するというのは理解できない。これまで対策をしてこなかったことも不可解だ。
前に述べたとおり、台風の季節になると必ず思い出すことがある。中学で、あのときも暴風雨により登下校が大変だった。学校から家が遠い人たちは、親の自家用車で近所の同級生も誘いあわせて一緒に登校した。近い人は徒歩で登校し、ズブ濡れになっていた。
ところが、登校すると、先生たちが「今日はこの天候なので臨時休校にするから帰りなさい」と言って、また暴風雨の中に放り出された。冷えて風邪ひいた生徒はもちろんいるし、突風で傘の骨が折れるなど危険もいっぱいだった。
そして帰宅して二時間くらいしたら、雨風がやんでしまった。これなら学校にいてやり過ごしたほうが安全だった。そもそも、暴風雨は早朝からだったので、臨時休校なら電話で対応を話し合い、朝決めて登校前に各家庭に連絡すべきだろう。何のために緊急電話連絡網があるのか。先生たちが緊急電話連絡網を使うのは、自分が言い忘れたとか、ただの気まぐれで「明日の授業で使用するからこの教材を持ってくるように」と言うような内容を通知するため。そして、たまたま生徒本人ではなく弟とかお婆ちゃんなどの家族が電話に出て伝えるのを忘れた場合は、「ちゃんと連絡した。だから忘れ物をしたのはお前の責任だ」などと言って、げんこつや教科書の角で生徒の頭を叩いた。
おそらく先生たちは、マイカー登校しているから雨風が気にならなかったのだろう。富裕な大学生の通学みたいにして、社会人になっても学生気分が抜けていないようだった。そして学校の敷地が駐車場となっていた。もっといろいろな種目の部活がしたいけど場所が足りないとか、自転車置き場が足りないから自転車通学禁止とか、その一方でのことだ。


これは、田舎だったからだろうと思った。東京など都会ではあり得ないことだ。
ところが、田舎に分類される地方の人に話すと、そんなことは無かったという返事が多い。教師をしている人など、そんなことでは田舎だって大問題になると言っていた。
それで、そんなバカなことを教師がして、生徒や保護者から顰蹙を買っても平気でいるのはどこかと問われて埼玉だと答えると「それは田舎だからではなく埼玉だからだろう。あそこはダサイタマと言われているけれど、田舎であることとは無関係に民度が低いから、都市化・市街化が進んでも変わらないだろう」と言われた。
まあ当たっているような気がする。
by ruhiginoue
| 2018-09-29 17:45
| 雑感






