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by ruhiginoue

偉いのはノーベル賞をもらった人じゃなく会社である

 ノーベル賞をもらった本庶佑という人が「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」であると指摘し、常識を疑う大切さを説いて、権威に騙されず自分で納得するまで調べるものだと言いいながら、効果への疑問や日本も含む世界各地で悲惨な被害の訴えがある予防注射について、自身では研究も患者診察もしていないのに、政府に勧奨再開を求めたことが報じられている。

 これは、スポンサーの製薬会社の意を受けたのではないかと疑われている。
 それだけではなく、昔から、大企業が研究者を絡めとるために、資金の提供だけでなく「我が社の力でノーベル賞を取らせてあげますよ」と言うことがあったけれど、今回のように露骨な人がでると、単にスポンサーに媚びただけでなく、そもそも受賞それ自体に、そういう如何わしい背景があったのではないかと思えて、この爺さんの研究なんて実はその「9割」に属するものだろうと疑わざるを得ない。

 だいたい、どんな分野の見解でも説でも、もともとの持論をこれまで通りに説くのなら、それが何であっても構わないけど、ノーベル賞で話題になったところで、それによって得た政治的な機会を利用して発言すれば、内容ではなく権威をかさに着てのことになるから不適切な行為である。
 だから、これをマスコミはただ垂れ流すのではなく批判的に捉え、その意図と背景を追及する報道をすべきだ。それができないということは、もちろんマスコミ関係者の意識の低さもあるだろうが、そうでないとしたら、やはりマスコミも大企業を恐れていると考えるべきで、ますます如何わしくなる。


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 そもそも、ノーベル賞をもらった人の言うことだから有難がらないといけないというわけではない。大江健三郎が原発に反対しても日本政府は拝聴しないどころか完全無視で業界の利益を図り、青色発光ダイオードを開発した人は大儲けした大部分を会社に巻き上げられたと訴えたが聞き容れてもらえなかった。
 つまり偉いのは会社である。ノーベル賞をもらった人ではない。だから今回も、ノーベル賞をもらった人が言ったというのではなく、製薬会社が儲かるように言ったと解釈すべきである。



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by ruhiginoue | 2018-10-17 17:30 | 学術 | Trackback | Comments(0)