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by ruhiginoue

橋下徹の結果オーライ論は現実

 もと政治家でタレント弁護士の橋下徹という人が、安田純平という人について、ある指摘をしていて、それは要するに「結果オーライ論」というものだ。これでいいのかは別にして、そういう現実があることは認識しておく必要があるだろう。

 あの安田純平という人が危険を承知のうえで内戦下にわざわざ出かけて行ったのは、それによって命がけの取材をしてきたということで話題になり、記事や映像がテレビ局などに売れるからだ。
 つまり彼には功名心と功利心があったということだ。そして、こういう俗な意味の成功をしていれば、政府の忠告に逆らったなど途中経過で問題があったとしても、最後は称賛すなわち「おわり良ければ全て良し」の「結果オーライ」となるはずだ。

 だが、今回のように拘束されて人質になったのでは、失敗して成果なしだから途中の努力も無駄とみなされる。そして、政府の忠告は正しかったのに従わないから、国民みんなに心配をかけたと非難されてしまう。

 なので、安田純平という人は称賛ではなく非難をされて当然である、というのが、橋下徹の結果オーライ論である。かなり勝手に要約させてもらったが、趣旨はこのとおりのはずだ。

 これでいいのかという疑問が沸いて当然ではあるが、こうした現実が存在するのは確かである。橋下徹という人は出自などから苦労して来て、のし上がるためなりふり構わずの人らしいから、どうしても現実主義者になって、そこから嫌なこと露骨なことを言うのだろうが、その現実とは確かに存在するから無視してもいられない。

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by ruhiginoue | 2018-10-29 11:50 | 社会