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by ruhiginoue

自己責任それ自体は何も悪くない

 はっきり言って「自己責任」ということ自体は何も悪くない。政府が危険だと注意しているのに、なにかわけがあって、あるいはただのバカだから、そこに行って最悪は死ぬとしても、そうするのは勝手なのだから、それは自己責任である。

 ただし、前のイラクと今回のシリアで日本人が捕えられたり殺害されたりしたことで、日本政府または在野だが日本政府の側に立って「自己責任」と言うと、それでは済まない。
 なぜなら、日本人が危険なのは日本政府が原因を作っていたからだ。

 まずイラクでは、アメリカによって国土が破壊され国民が殺害されたことで怒り狂った人たちが、この武力攻撃を日本政府は支持したから、日本人に対しても敵意を抱いていた。
 だから犯人たちは、殺害した日本人の遺体に星条旗を添えて、アメリカに媚びる日本人を殺してやったというメッセージを発信していた。そして他にも捕えられた日本人がいたが、この人は反米活動が原因で日本国内で逮捕歴があり、その延長でイラクを訪問していて、そんな人であると解ったことが釈放された一因であった。

 このように、イラクで日本人が危険な目に遭うのは日本政府の対米従属のせいだから、日本政府が行くなと言ったのに従わなかったから自己責任だと言っても、政府の責任は逃れられない。だから日本政府は批判をされていたのだ。大手マスコミがちゃんと報じないから知らない人も多いが。
 しかも、その時の小泉純一郎総理大臣は、後から、原発は通産省に騙されていたと言うけど、劣化ウラン弾の汚染が深刻なイラクについては、アメリカ国内でも問題になっている「大量破壊兵器の嘘」について、「見つからなかったのは無かった証明ではない」というひどすぎる屁理屈を言いっぱなしで、武力攻撃支持は反省しないどころか撤回していない。
 さすがは、日本の一般市民を標的に爆撃して大勢殺害したルメイ大将に勲章を授けた防衛庁長官の七光り息子である。経済の分野でも、日本の富をアメリカの企業に渡すことで地位を保っていたことは周知のとおり。
 さらにその息子も、沖縄に何度も行って「安室奈美恵さん」などと無関係な演説をしながら、沖縄の美しい海を破壊して米軍基地を建設させようするのだから、代々の家業が売国というべき恥ずべき小泉家である。

 またシリアの件では、拘束された人が万一に備えて高額な掛け捨て身代金保険に加入していて、人質の釈放を交渉していたのに、安部総理が日本人を拘束している勢力と「戦う」諸国に総額で二億ドル位の支援を約束すると発言してしまう。これを日本政府は後になってから人道支援のつもりで言ったと弁解していたが、イスラエル国旗の前に立ち、戦う諸国を支援すると言う様子がテレビで世界各地に放送されたのだから、これを見せられた側がどう反応するか。
 そして捕えられている日本人は殺されてしまったのだ。
 
 こういうことがあったのだ。それに、そもそも自己責任とは、あくまで当人の選択権にかかる言葉であって、日本政府がその政策について言い逃れするための言葉ではないのだ。
 これを踏まえていない人たちが、安田純平という人は勝手に行ったとか、そうじゃない仕事で行ったのだとか、外れたところで議論する自己責任論争をしているのだ。


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Commented by ケーキイーター at 2018-11-13 21:04 x
あまりにも自己責任て言って責められると、日本人で真面目に国連の職員になろう、とか、NGO活動をしようとか、まっとうに世の中で貢献しようとしている人がいても、それが制限されちゃいそうで、長い目で見ると、マイナスになるんじないかな。と考えているところ。

あ、今日って俳優の木村拓哉の誕生日じゃなかったっけ。
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by ruhiginoue | 2018-10-30 12:36 | 社会 | Trackback | Comments(1)