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by ruhiginoue

スキンヘッドと一九分けの盗作と権力へつらい処世術

 そろそろ来年の手帳とカレンダーが話題の時期で、今年は次の「元号」が決まっていないので西暦になっている。
 どちらも100円店で間に合うという人が多い。しかし、こだわりを持っている人もいて、1000円以上するものを買う人もいる。

 ところで、『黒革の手帳』という小説も書いていた松本清張は、秘書たちに資料集めさせて自分は最終的にまとめる作業をしているから大量に書けると言われて、これを当人は否定していたそうだ。
 この松本清張とは違い、資料のつもりが丸写しだったという人がいた。資料は手帳にまとめればいいから「これだけでやってますよ」と手帳を示すTVCMが話題であった。それで「これだけ手帳」と称し売り続けた。それも終了して高齢により引退らしい。

 この武村健一という人はタレント批評家で「一九分けのオジサン」と言われていた。その髪型のためだが、当時公開された映画の大学の場面で、「こんな盗作では単位をやれない」という話に続けて「君が盗用した一九分けのセンセイの論文だって、ほんとうは盗作なんだ」と講師が言う。武村健一の著書が経済誌から内容パクリしただけでなく丸写ししている部分まであって、これが発覚したため謝罪したことをネタにしているのが明らかだった。
 そうした「要領の良さ」がバレることもあるやり方とともに、片っ端から荒唐無稽なデタラメを恥も外聞もなく言い散らすことで権力や財界に媚びる処世術も駆使していた。マスコミで商売する者の常套手段である。

 ただ、今さら武村健一とか一九分けとか聞いても、最近の若い人は解からないだろう。しかし、今の東京都知事・小池百合子は、もともとテレビで武村健一のアシスタント役をしていたのだ。


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 だから、師匠は細川護熙もと総理だとか政治改革とか言っても、結局は一緒にテレビに出ていた人と同じ処世術である。
 それで田中真紀子から「調子のいいことを言って入閣したけど、もとは野党の立場から自民党を批判していた」と指摘され「環境大臣になって環境を良くしたいと言うけど、あんたが居なくなれば環境が良くなる」と皮肉られたりした。
 
 さらに、権力に媚びたりのいやらしい処世術を引き継いで出世したのは、めでたく都知事になった人だけではなく、一九分けに続きスキンヘッドである。もともとパクリを指摘されていたが、今度の新刊も、内容は整合性が無く、Wikipediaからの写しまである、などと指摘されている。
 だから、昔のことで最近の若い人は知らない、では済まないのだ。






by ruhiginoue | 2018-11-17 15:29 | 社会