井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

まだ生きていたブッシュ元大統領の死

 アメリカ合州国の41代大統領であったブッシュ元大統領(パパブッシュとも呼ばれる)が死去した。94歳没ということで、まだ生きていたのかというくらいである。
 これは彼が副大統領として付いた先代のレーガン大統領(91歳没)と同様に90年以上生きたということは「憎まれっ子世に憚る」「嫌な奴と悪い奴ほど長生きするような気がする」という心理的なものだけでなく、ブッシュ大統領は歳を取って身体が弱っているような印象をもたれることが昔からよくあったので、それから何十年も生きていたから、まだ生きていたのかという感じなのだ。

 あの90年代の当時、ブッシュ大統領といえば、ボディービルダーでアクション俳優のアーノルド=シュワルツェネッガー(のちに州知事)から指導を受け健康増進に努めていると言い「国民のみなさんも、テレビを一時間減らしてスポーツをしましょう」と呼び掛け、それでジョギング中に心筋梗塞、来日しアマコスト駐日大使らとテニスしたあと晩餐会で気分が悪くなり嘔吐して倒れ、というお粗末であった。

 あのあと、夫人がスピーチで「アマコストが下手なのでテニスはぼろ負けし、そのショックで夫は気分が悪くなってしまった」とアメリカ式にジョークで笑わせ一時しのいだものの「アメリカのブッシュ大統領、外交で日本訪問中に倒れる」と世界中で報道され、晩餐会で当時の宮澤首相にもたれかかるように崩れる姿の映像が繰り返しテレビで世界中に流れたのだから、これはそのあとの選挙に致命的であった。

f0133526_11223151.jpg


 そして再選できなかったブッシュ大統領について、大統領選挙で必ず共和党に投票してきたアメリカ人までが「彼は歳をとりすぎている」からブッシュには投票しなかったと言うインタビューが世界各地のテレビに流れ、またイラクのフセイン大統領がブッシュめザマアミロと大はしゃぎしている姿も報じられていた。

 しかし、ブッシュ元大統領は、高齢で体力がないのに無理していたけれど、けっこう長生きしたということだ。
 その前のレーガン大統領も、史上二番目の高齢(69歳)で就任した大統領だったので大丈夫かと言われたが、それで公の場に出てテレビに映ることがある時は化粧をして顔を血色良さそうに見せかけていたのは有名な話。彼は、西部劇に出ている映画俳優だったが売れないのでテレビタレントに転じ司会者になったという元芸能人だった。だから外見を装うという発想になったのだろう。

 しかしブッシュ大統領は、見せかけだけでなく元気だということにしたくて無理して失敗した。でも、本当は健康だったということだ。やはり無茶はしないほうがいい。




[PR]
トラックバックURL : https://ruhiginoue.exblog.jp/tb/30196947
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2018-12-03 12:17 | 国際 | Trackback | Comments(0)