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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

テレビに煽られ連鎖反応する若い人たち

 昔、政府予算について、防衛費を対GNP比1%以内としていたが、これはGNPが多かった時代に作られたことなので、歯止めを設けるというけど実際には軍拡の口実だったと指摘されていた。もちろんGNPも、ほんとうに経済力を反映した数値かというと正確さに疑念があった。
 ところが、この「歯止め」が守れなくなった。アメリカが軍拡に付き合えと要求してきたうえGNPの数値が減ったからだ。

 ここで御用評論家たちがマスコミとくにテレビで、アメリカとの付き合いのほうが大事だとか、対GNP比なんてもともと無意味だったとか、正当化の宣伝をした。
 しかし当時すでに指摘されていたとおり、経済の成長が鈍化した時こそ、軍拡に歯止めを設けておかなければ国力の衰退によってむしろ危険であるから、ここを無視しての正当化は「木を見て森を見ない」ものであった。
 
 だから、金のために正当化する御用評論家がどう喚こうと、その虚偽を見抜く一般人は大勢いた。
 そして、こうした政府のやり方に反対する人がどれくらいいるかと街頭での投票をテレビのライブで実施したら結構な数になったのだが、するとスタジオにいた自民党の浜田幸一(今の浜田の父)が「東京でやるからだ。田舎でやれば違う」と言った。
 この田舎とは彼の選挙区の千葉のことだろう。選挙運動で握手するため作業中の人がいる田んぼへ入って行き、泥まみれになるのを目立たせるよう白いスーツを着た、そうやってたぶらかしてやった、などと誇る人らしい言い分であった。

 しかし、田舎でなくても、インタビューなんて対象を恣意的に選べば結論は操作できる。
 だから、渋谷か新宿の辺りで取られたと思われるテレビ局の街頭インタビューでも、「沖縄県の辺野古で、とうとう土砂が投入されましたが、どう思いますか」と言う質問に今風の若い女性が「へぇ~そうなんですかぁ~興味ないから分かりません」なんて、最初からそう答えそうな人である。
 そして、これを見た若い人は吊られて同調する。若い人は連鎖反応しやすく、同世代の人たちの自殺が相次いだと報道されると影響されて死ぬから、煽るのはよせとテレビは苦言を呈されてきたものだ。
 これを応用し、昔からテレビは政権に媚びて、この手法を用いて来たのだ。


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by ruhiginoue | 2019-01-15 12:44 | 社会