人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

新党なんて新国劇と同じ末路のわけ

 かつて、中学のころの教師が少林寺拳法の有段者だったので、教わったことがある。少林寺拳法は各地に道場があり、警察や自衛隊でも一般開放した教室を催しているが、段位を獲得するためには四国にある本部へ行く必要がある。
 それで、この先生も四国にはるばる出向いたそうだ。当時は瀬戸大橋が無かったから小柳ルミ子のヒット曲『瀬戸の花嫁』みたいに船に乗って行き、さらに武術家たちが居並ぶ本部に着いたから、まるで『燃えよドラゴン』みたいな感じがしたそうだ。

 どうして少林寺拳法は、四国の本部に行かないと段位を取得できないのか。
 これは統制して分派ができないようにしているためらしい。他の武術だと、例えば極真空手は弟子たちが分裂して派閥争いになり大会も別々に開催しているけれど、こうならないようにして少林寺拳法は上手く行っているようだ。

 これと同様に、日本最古の政党となっている共産党は、分派ができないように腐心してきたから続いていると言える。
 このやり方を中央集権とか統制主義とか言って非難する者がいたけれど、現実を見れば、共産党から離れて別の団体を結成した者たちは皆うまくいかなかったし、他の政党でも社会党が路線対立から党勢が衰退したうえ分裂している。

 そもそも、どんなことでもそれについて特に関心のある人たちが集まってやっているのだから、それがダメだからと別にやったところで、うまくいくはずなど無いのだ。
 それなのに同類を名乗られては迷惑だから、分派ではなく無関係な連中が勝手にやっているだけということにしてしまうのが一番である。

 もちろん、目新しいと注目はされる。
 しかし、一時的である。歌舞伎を批判して新国劇ができて、一時は隆盛を極めたがすぐに衰退して、一番の演目だった国定忠治を最後に廃業し「赤城の山も今宵限り」のセリフでは出演者も観客も泣いていたそうだが、この一方で古いままの歌舞伎は続いている。

新党なんて新国劇と同じ末路のわけ_f0133526_16131703.png

 これは自民党を批判している保守政党も同じことだ。新自由クラブ、新党さきがけ、日本新党、新進党、これらの残党だから、民主党も民進党も立憲民主党も国民民主党も、一時の注目だけで終わり、自民党に吸収されるか自然消滅されるか、だろう。




by ruhiginoue | 2019-01-16 15:56 | 政治