ミッシェル=ルグラン死去
2019年 02月 03日
ミッシェル=ルグランが亡くなった。
時間に追われる映画音楽で、ジェリー=ゴールドスミスは仕上がりが早いけど1日20時間位ピアノの前にかじりついてのことで、作曲の仕事が好きだからと言っていた。
それと違ってミッシェル=ルグランは、すぐ思いついて一気に書いてしまう一瞬閃き型だったらしい。
それで、あの『シュプールの雨傘』の最初から最後までセリフが歌になっているのは、一気に書くミッシェル=ルグランだから出来たことで、また日本映画『火の鳥』は彼の作曲だが、そのテーマ曲を頼んだら早速に書き初めて次の日ぐらいに楽譜を日本へ送ってきたとか。
このミシェル=ルグランのファンが同級生にいて、何が好きかと言う話で『栄光のルマン』と言ったら「えー(・・?)」と言われてしまった。まあ、そう言う人がいるのも解る。
ただ、ポルシェがフランスの街を行く、あの無いほうがいい場面の音楽が、実に哀愁があって素晴らしかったし、レースでぶっ飛ばす画面のノリノリの曲も最高だと思ったのだけど。
とにかく、フランシス=レイに続いて、フランスの大御所がまた一人いなくなったということである。
by ruhiginoue
| 2019-02-03 12:22
| 音楽