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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

小沢一郎を持ち上げ続ける朝日系メディア

 もともと、だいたいにおいてWEBRONZAはバカな論者がデタラメを書き散らしていて個人ブログ以下の水準なのだが、その代表例は「小沢一郎戦記」である。書いている方も載せる方も、どうかしているとみんな言っている。言わないのは狂信的な「小沢一郎信者」だけだろう。

 それもそのはず。
 「この人間の歩む道にはほとんど常に逆風が吹き付けている。風の中には飛礫や石が混ざり時には目を開けていられないほどの強さで吹き付けるが、この人間は歩みを止めない」
 と、まるで『座頭市』のセリフと同じ芝居がかった書き出しで、そこから
 「歩みを止めればこの国の政治の進化も止まってしまう。そのような事態は、この人間の使命感が許さない」
 「野党指導者であり稀代の政治家である小沢一郎は、背中から吹き付ける追い風に乗って自らの進む道を選んだことがない。道を選ぶ時、自らの心にあるのは自己の利害ではなくこの国の政治の進化を眼目に据えた使命感だ」
 と、小沢一郎本人が正気なら赤面しそうな賛辞である。
 この後も、ずっとこの調子なのだ。

 こういうのは、歳とった経営者が自費出版して関係者に配布する自伝の筆致である。雇われたゴーストライターが、どうせ年寄り相手の仕事だからと書く。
 かつては、こういう仕事をよくやったものだ。今でも依頼されたら引き受けるが、わざとらしい印象がないよう、もう少し上手く書く。そうでないと、最近のクライアントは洗練されているからダメ出しされてしまう。

 そういうものだから、報道や論説でやらかすことではない。しかも、事実と違うことまで書いているのだから、なおさら問題である。
 「政治が進化しようとする時、その進化を阻もうとする既得権益層が存在する。既得権益集団は自らの権益を守るために、進化を促す中心人物の行く手を塞ぎ、中傷し、妨害し、撥ねのけようとする。前進する小沢に吹き付ける逆風の中に飛礫や石が混ざる由縁である」
 これは嘘だと断言できる材料がいっぱいある。いちいち指摘しなくても、ちょっと政治に関心のある人なら解ることだ。

 これを書いている恥知らずは佐藤章という人で、元朝日新聞記者、慶應義塾大学非常勤講師、五月書房新社編集委員会委員長であるが、なのにこんな調子だから、ツイッターでも大ヒンシュクのつぶやきを連発している。

 例えば、なぜ立憲民主党ができたかを無視して、小沢一郎の意に沿おうとしない枝野幸男を非難するため、一週刊誌(文春)の記事を引き合いに出しただけで、これがもし事実ならという仮定を前提に、枝野批判を展開していた。
 これで、よく朝日新聞の記者が務まったものである。産経かどこかの間違いじゃないだろうかと思うほどだ。

 また、選挙協力の必要性と統一名簿の無用と弊害について、両者を菅直人が過去の選挙から数値を分析してきちんと説いたの対し、具体的な反論をするのではなく、ただ小沢一郎の一方的な都合に沿わないというだけで、小沢一郎は人格者だから菅直人は中傷するなとtweetした。
 やれやれ、である。朝日新聞の記者を30年以上したのち大学でマスコミ論を担当という人がこれでは、どうかしちゃったとしか思えない。

 しかし、そもそもは、そんな人たちのいるマスコミが小沢一郎の虚像を作ったのだ。この源流は朝日系列、特にテレビ朝日である。
 「ソ連崩壊で共産主義が存在してはいけないことが証明されたのだから、日本共産党は今まで集めた反自民票を小沢一郎に渡せ(そのための小選挙区制と二大政党制を)。日本は世界一の経済大国(当時はバブル)になった。大国らしく国際貢献のため自衛隊を海外に派兵せよ。日本には貧困は存在しない。貧しい人は自業自得。福祉はいらない(片山さつき議員の先駆け)」
 そう叫んだ。なかでも『ニュースステーション』が、最悪であった。この延長である。
 あの報道もどきショーをリベラルな内容だと勘違いした人たちが多かった。反自民というだけだったのに、裏にある意図を見抜けなかったのだ。

 だから今、同じようにして小沢一郎を勘違いしている人たちがいる。そんな仕組みなのである。

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by ruhiginoue | 2019-03-07 15:52 | 政治