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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

記者クラブは「キシャクラブ」と書くべき

 「キシャノキシャキシャデキシャスキシヤマ」
 という電報が新聞社に来たが、これに句読点を打てというクイズみたいなのが昔あった。
 「すもももももももものうち」と同じである。

 ところで「記者クラブ」は「キシャクラブ」と表記すべきだと言う知り合いの記者がいる。正式には「記者クラブ」だが、統一するなら「記者倶楽部」である。しかし、そういう意味で「キシャクラブ」と統一するべきということではなく、よく「先生」を皮肉で「センセイ」と書くように、「記者クラブ」なんかにたむろっているのは記者とは言えないから「キシャクラブ」にするべきというわけだ。
 なるほど。

 東京新聞の政治部ではなく社会部の望月記者が、政治記者たちと政治家との馴れ合いに業を煮やし、理解ある上司が許したので記者会見に乗り込み、他の政治記者たちがしない質問をして、菅官房長官らに嫌がられたことが話題になっている。
 これについて、政治記者たちはどう反応したか。

 よく、一般社会では、なんで他の記者たちは黙っているのかと言われていて、これがSNSにも反映している。
 なんでか。黙っているだけではなく、迷惑と感じているからだ。望月記者が食い下がるように質問することで政府の側がご機嫌を損ねてしまい、記事のネタとなる情報を提供してもらえなくなるというわけだ。

 そんなバカなと思うだろうが、しかし実際にポロっと本音が出たことがある。そして、これが各マスコミに配信されると、後から、ある人が言っただけのことで、記者クラブを代表したものではないから、代表していると受け取られかねないので、これは取り消すと、慌てたような対応だった。
 しかし沖縄の新聞だけが、そのまま報じた。いつも記者クラブにいるキシャたちは、そう考えているとしか思えないからだ。そうでもないと、あんなふうであるわけがないし、そもそも記者クラブとは、取材ではなく発表して頂くためにある。

 これでは「センセイ」と同じように「キシャ」とするべきで、それがたむろっているから「キシャクラブ」が適切である。
  
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by ruhiginoue | 2019-03-16 12:17 | 社会