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by ruhiginoue

性格が似ていない親子

 これはまったく個人的な思い出である。
 先日の話題、受験英語を習っていた人から入学祝いの本をもらったことについて。

性格が似ていない親子_f0133526_17042943.jpg


 それは、不在の間に訪ねて来て、うちの母親が受け取ったのだが、このため大変なことになってしまったのだった。

 このさい、他の教え子たちにも渡してくれと託けだった。
 そのうち一人は、歩いて三分くらいの家である。直接訪ねて行っても手間はほとんど変わらない。なぜなのか。
 それで届けてやったところ、たまたま本人がいなくて彼の母親に渡したのだが、あまり感じのいい人ではなかった。息子はいい奴なのに。だから、親に会いたくなかったのかもしれない。それで押し付けられてしまったのかなと思った。

 しかし問題なのはもう一人であった。そいつは嫌な奴なので会いたくないし、それ以前に住所を知らなかった。近くの交番の警官に相談したりと大変な苦労をして探し出し、そうしたら遠かった。
 それで届けに行ったら、幸い本人が不在で父親が出てきた。この父親は気さくな人だったので良かったが、こんな人の息子がなんであんなに嫌な奴なのかと不可解だった。つまり先に届けた人の家とは逆である。

 その家族がどうであれ、もとはと言えばうちの母親が安請け合いしたことが原因である。他のことでもことごとく安請け合いして子供に押し付ける。子供に押し付ければいいと思っているから安請け合いする。
 例えば、野良猫を見て気に入ると拾ってきたり、近所の家で飼えなくなったという動物を引き取ったり、ということを繰り返し、世話は子供に押し付ける。すべてこの調子である。
 
 なんでこう思慮がなくて無責任な親なのかと困り果てる連続だったが、しかし親子で性格が正反対の人たちを見たので、なら自分は親と反対の性格だと思うことにした。それで安堵したという点では手間や苦労の甲斐があったかもしれない。

 ただ、あのとき「どうしても家がわからない」とほったらかしておいたらどうだったのか、とも思う。あるいは、託された母親が忘れていたことにしてしまう。
 それくらいやったほうが良かったかもしれない。




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by ruhiginoue | 2019-04-29 06:32 | 雑感