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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

ボディビルと高学歴のコケオドシ

 俳優の武田真治らが出演した資生堂のウェブCM。
 公開わずか1日で閲覧できなくなったことで、ちょっとした騒動のようだ。
 この突然の中止、共演している小林航太というタレント弁護士がツイッターで差別的な発言をし、起用した資生堂に抗議の声が寄せられていたから、これが原因ではないかという推測がされていた。

 この弁護士はボディビルが趣味で、これによりテレビ出演もしていたそうだ。
 ここで可笑しいのは、弁護士のくせに人権感覚が欠如していると言われたことではない。そんな弁護士はザラであるのだから。それより、そのマッチョ願望の古臭さである。88年生まれと言う彼は、筋肉を鍛えて裏切られることはないとし、受験勉強と同じだと説いていた。これが可笑しいのだ。
 こんなことは大昔から、彼が卒業している東京大学の学生が、東大の弱点として言ってきたことだ。得意になって言うことではない。

 昔から、東京大学では、野球などスポーツでは弱い傾向だがボディビルでは上位入賞者がいた。
 これは受験勉強と同じで、正しいやり方を正しくやれば確実だからだ。しかし競技だと駆け引き戦術・戦略が必要である。だから受験秀才はボディビルは良くできても他が弱い傾向になる。
 
 それで、三島由紀夫も笑われていた。
 にわかにスポーツやっても急に上手にはならないもので、時間と根気が要る。それで手っ取り早くボディビルで、とりあえず見かけだけ。これは色々な人が指摘していたし、石原慎太郎も嘲笑していた。
 同様に、大学を二つ出た勉強家のアーノルド=シュワルツェネッガーが蹴られたのも、寄る年波ではない。映画を観れば動きの悪さが判る。
 
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 そしてボディビルは身体を内側から不健康にする。
 シュワルツェネッガーが心臓を悪くして手術を受けていたが、筋肉質になると心臓や血管に悪影響である。無理な減量のため急死したマッスル北村というボディビルダーもいた。彼も東京大学に入り中退すると東京医科歯科大学に入り直してまた中退という、受験勉強それ自体が目的となってしまった人だった。

 こういうことがあるから、東京大学の入学式で上野千鶴子名誉教授が、受験ではうまくいったけれど、この先は努力しても報われないことが待ち受けている、という訓示をしたのだ。
 しかし、わからない人がいるということだ。それで可笑しい。




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by ruhiginoue | 2019-05-25 05:42 | 体操