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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

健康保険で受けられる医療は貧弱

 国民健康保険の納付書が各自治体から送付される時期である。
 この高額さに庶民は苦しめられており、生活の質が低下して健康を損ねている人が大勢いる。
 今、問題になっているのは国民年金と同様に、健康保険も、その実質は人頭税である。

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 ただ、年金は掛け金を納めていたのに見合った受け取りが将来ないけれど、健康保険は今の時点で病気や怪我のさい助かると言っている人がいる。
 ところが、納めさせられた掛け金に見合った受け取りがないのは、健康保険も同じだ。健康保険で受けられる医療は必要最小限のものだけである。これは今の医療の水準からするとお寒いとかお粗末とかいう内容である。

 これだから、前に拙書『防衛医大の場合は』に出てきたとおり、不適切な治療で深刻な被害が生じたことについて嘲り笑った医師が他の病院にいたのだ。
 これについて既に読んで下さった方々は知っているとおり、その医師は、同じ科目の医師たちからも、その性格の悪さによる不謹慎な言動により嫌悪感を表明される人だ。
 ただ、そこでこの医師の人柄だけが問題ではなく、その医師が被害を嘲り笑った原因も問題で、これは個人ではなく構造的な問題だから、こちらのほうが深刻である。

 なぜ笑ったのかというと、患者は貧乏人だから。
 貧乏人だと笑うのも最低だが、では医師がそれを言うのはなぜか。保険治療したからで、保険だからお寒くてお粗末なことになり、そこから被害が生じたということだ。
 だから、保険だったので仕方ないと言えば裁判に訴えても患者が負けるということで、貧乏人ザマアミロということだ。
 こんなこと実際には、常に通用はしない(防衛医大の場合は保険だけでなく、国立病院で違法性が疑われる保険と自費の混合治療があった)のだが、通用する場合もよくある。だから無神経な医師なら露骨に表に出すのだ。
 
 そして、この程度なのは保険だからしょうがないということは、医療全体によくあることなのだ。
 なので、健康保険は高すぎるのだ。医師はよく解っていることだが、患者に知らない人が多い。



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by ruhiginoue | 2019-07-19 04:50 | 社会