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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

NHKはスクランブル化せよに対する反論の無意味さ

 NHKから国民を守る党が参議院議員選挙で当選者を出したため、その主張であるNHKのスクランブル化に反論が出ている。
 しかし、その反論は無意味だ。

 この反論とは、NHKは災害などの緊急速報や選挙の政見放送をやっているというものだ。
 そして「NHKから国民を守る党だって、政見放送で訴えていたじゃないか」というわけだが、しかし連中はかつての外山恒一候補と同じで、政見放送は録画して動画サイトに投稿して騒ぐのに利用していただけで、本当に大事だとは思っていない。

 これは投稿動画サイトの登場によるものだが、その前も政見放送をビデオで録画して面白がって見る人たちはいて、その中には鑑賞会を開催して際どい話を楽しむ人たちがいた。
 このことは中島らも氏も生前書いていた。普通は放送できない内容を政見放送だからと言いまくる候補者たちは大ウケだった。
 例えば、東郷健氏がゲイの権利を説きながら性的な用語を言いまくるとか、奥崎謙三氏が天皇の戦争責任を追及して過激な言葉を吐き続けるとか。そんな中で、東郷氏は「少数派や弱者の敵であるNHKなんて有害だから、みんなで押し掛けて放火しましょう」と呼び掛けて、これがNHKで放送されたのだ。
 それと「NHKをぶっ潰す」は同じなのだ。

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 こうなるのも、もともと政見放送が選挙にとって有益だと思っている人は殆どいなかったからだ。
 ほんとうに有益で公共性があるなら、政策と公約を知ったうえで候補者と政党を選択することに役立っていなければならないが、多くの人は時間が無いなどで見ることができないし、候補者の側としては規制だらけだし、またNHKが政見放送で公職選挙法違反をしても、裁判所はNHKだからと毎度のこと屁理屈で庇い、最初はNHKの違法行為が裁判で認定されても、後から「ヒラメ判事」が覆してきた。
 これでは政見放送なんて、意義がなくて当然のことで、無くても誰も困らない。

 そもそも、そんなに大事なことなら、なんで金を取るのか。
 国民の参政権や、災害で緊急を要する場合に、そのため必要な情報が有料だなんて無茶苦茶である。こういうことは政府が責任を持つことだ。税金を納めさせておいて、選挙や災害の重要な情報は別料金を払わせる。「ふざけんな!」である。
 しかもJアラートで「アトミックカフェ」を強いるなど政治的な意図がむき出しのことをし、これにNHKは合わせて、必要がないヘルメット着用の姿でアナウンサーが空空しく中継するプロパガンダである。

 だからNHKは要らないと言われる。
 すると言うに事を欠いてNHKは「見ているのに受信料を支払わない人がいるだろうから不公平だ」と言い出した。だから「じゃあスクランブルかけろ」ということだ。

 つまりスクランブルは、最近NHKから国民を守る党が言い出して広く知られるようになったが、ずっと前から既にNHKもやれと言われていて、それは何故かというと、NHKは娯楽番組がつまらないとか報道番組が偏向しているとかだけでなく、政見放送や緊急速報も有害無益だという実態があり、これが前提になっている。
 だから「スクランブルでは政見放送や災害速報で困る」という反論は無意味なのだ。




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by ruhiginoue | 2019-07-29 05:09 | 政治