れいわ新選組と八代英太とNHK
2019年 08月 03日
山本太郎が率いる「れいわ新選組」が重度の身体障害者を擁立して国会議員に当選し、登院の困難について話題である。
ここで「バリアフリー化」が問題になると同時に、面倒なことになると言って非難するバッシングも起きている。
このため、八代英太議員のことが今また話題になっている。
彼は車椅子の国会議員として「元祖」的な存在だった。元アナウンサーの俳優で、舞台の奈落に転落する事故で重症を負い車椅子の生活になった。この体験から、障害者福祉の貧困を実感したので政治家になると表明して立候補し、当選する。
これについて冷ややかな指摘もあった。
彼は芸能人を廃業せざるを得なくなったから、知名度が残っているうちに同情票で議員になったと言われたのだ。
彼が当選した当時は、七十年代に起きたタレント議員ブームが全盛になっていた。しかし八十年代に入ってから比例代表制が導入された。これはタレント議員を排除しようとする陰謀だろうとも噂された。これに対応するため彼は自ら出資して「福祉党」を結成したが、集まってきた仲間を棄てて出て行き、自民党に誘われたら入ってしまった。
もともと彼はリベラルな政治姿勢だったので、なのに誘われて自民党に入ったのは地位を保つためとしか考えられず、そもそも彼は芸能人廃業して再就職のため政治家になっただけの人だったと言われたのだった。
しかし、彼が身体障害者として議員を務めるに当たっての困難は大変なもので、あの当時はバリアフリーなんて言葉も発想もなく、車椅子では荷物用のエレベーターを使用させられたりして、やはり障害者は迷惑だというバッシングも受けた。
そういうことがあったので、当事者が議員になるだけでも社会を啓発する意義はあった。
だから今もう引退の身である彼は、山本太郎氏が身障者を国会に送り込んだことは評価しているらしい。
この八代英太議員も含めて、身体障害者の参加するイベントが開催された時のこと。
このイベントは、障害者の社会参加を促進する目的で、東郷健氏が主催したものだった。東郷氏も自らを少数派と自認しながら、差別と偏見を社会から無くそうと意図していた。彼は今でいう「性的少数者」「LGBT」だったが、この言葉は彼が存命の当時は無かったのだ。
ところが、彼がイベントのチケットをチャリティーとして購入を呼び掛けていたら、身体障害者の姿なんて見たくないと嫌悪感を露骨に示した人もいて、そのさい身体障害者を指す差別用語を言い放ったそうだ。
このことを訴えるため、東郷氏は国会議員の選挙に立候補すると政見放送で「こんな差別は無くさないといけません」と述べた。
するとNHKは、差別用語の部分を候補者に無断で音声を消して放送したのだ。このため候補者の東郷氏が何を訴えているのか不明になってしまった。
これに怒った東郷氏は、NHKを訴えた。
一審では政見放送の改変を禁じた公職選挙法違反と認定されてNHKに賠償命令の判決だった。これにNHKの弁護士は、NHKの意向でいちおう控訴するが、判決は覆らないだろうから賠償金を払う用意である旨を東郷氏の弁護士に伝えていた。
ところが、二審では「ヒラメ判事」が出てきて、なんと「差別を予防するためだったからNHKは正しい」と逆転判決。差別を無くそうという訴えの邪魔をして公職選挙法違反だったのに。たいへんな批判が起きて、法学者らも専門的見地から無茶苦茶な判決だと問題にしたが、最高裁は上告を退けた。
いつも裁判所は、NHKを特別扱いし、擁護するためならどんな屁理屈でも平気でこねるものだ。だからNHKの職員は増長した態度をとる。
そして敗訴した時にはこの件を報道しなかったNHKは、逆転判決を大喜びで大きく報じたのだった。
こんなことだから、障害者が国会議員になることは大いに結構なことであり、同時に、まともなのはNHK批判だけで他は無茶苦茶という人も当選するのだ。


ここで「バリアフリー化」が問題になると同時に、面倒なことになると言って非難するバッシングも起きている。
このため、八代英太議員のことが今また話題になっている。
彼は車椅子の国会議員として「元祖」的な存在だった。元アナウンサーの俳優で、舞台の奈落に転落する事故で重症を負い車椅子の生活になった。この体験から、障害者福祉の貧困を実感したので政治家になると表明して立候補し、当選する。
これについて冷ややかな指摘もあった。
彼は芸能人を廃業せざるを得なくなったから、知名度が残っているうちに同情票で議員になったと言われたのだ。
彼が当選した当時は、七十年代に起きたタレント議員ブームが全盛になっていた。しかし八十年代に入ってから比例代表制が導入された。これはタレント議員を排除しようとする陰謀だろうとも噂された。これに対応するため彼は自ら出資して「福祉党」を結成したが、集まってきた仲間を棄てて出て行き、自民党に誘われたら入ってしまった。
もともと彼はリベラルな政治姿勢だったので、なのに誘われて自民党に入ったのは地位を保つためとしか考えられず、そもそも彼は芸能人廃業して再就職のため政治家になっただけの人だったと言われたのだった。
しかし、彼が身体障害者として議員を務めるに当たっての困難は大変なもので、あの当時はバリアフリーなんて言葉も発想もなく、車椅子では荷物用のエレベーターを使用させられたりして、やはり障害者は迷惑だというバッシングも受けた。
そういうことがあったので、当事者が議員になるだけでも社会を啓発する意義はあった。
だから今もう引退の身である彼は、山本太郎氏が身障者を国会に送り込んだことは評価しているらしい。
この八代英太議員も含めて、身体障害者の参加するイベントが開催された時のこと。
このイベントは、障害者の社会参加を促進する目的で、東郷健氏が主催したものだった。東郷氏も自らを少数派と自認しながら、差別と偏見を社会から無くそうと意図していた。彼は今でいう「性的少数者」「LGBT」だったが、この言葉は彼が存命の当時は無かったのだ。
ところが、彼がイベントのチケットをチャリティーとして購入を呼び掛けていたら、身体障害者の姿なんて見たくないと嫌悪感を露骨に示した人もいて、そのさい身体障害者を指す差別用語を言い放ったそうだ。
このことを訴えるため、東郷氏は国会議員の選挙に立候補すると政見放送で「こんな差別は無くさないといけません」と述べた。
するとNHKは、差別用語の部分を候補者に無断で音声を消して放送したのだ。このため候補者の東郷氏が何を訴えているのか不明になってしまった。
これに怒った東郷氏は、NHKを訴えた。
一審では政見放送の改変を禁じた公職選挙法違反と認定されてNHKに賠償命令の判決だった。これにNHKの弁護士は、NHKの意向でいちおう控訴するが、判決は覆らないだろうから賠償金を払う用意である旨を東郷氏の弁護士に伝えていた。
ところが、二審では「ヒラメ判事」が出てきて、なんと「差別を予防するためだったからNHKは正しい」と逆転判決。差別を無くそうという訴えの邪魔をして公職選挙法違反だったのに。たいへんな批判が起きて、法学者らも専門的見地から無茶苦茶な判決だと問題にしたが、最高裁は上告を退けた。
いつも裁判所は、NHKを特別扱いし、擁護するためならどんな屁理屈でも平気でこねるものだ。だからNHKの職員は増長した態度をとる。
そして敗訴した時にはこの件を報道しなかったNHKは、逆転判決を大喜びで大きく報じたのだった。
こんなことだから、障害者が国会議員になることは大いに結構なことであり、同時に、まともなのはNHK批判だけで他は無茶苦茶という人も当選するのだ。


by ruhiginoue
| 2019-08-03 05:28
| 政治





