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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

研修と称してタダ働きさせる日本の原因

 とうとう、日本の「外国人技能研修制度」の実態をイギリスの国営放送BBCが報じた。
 このところ、日本と外国人労働者について、よく諸外国で報じられている。いずれ日本は高齢化社会となって労働力不足になるから、外国から労働力を輸入しようとしているということを。
 そしてドイツでは、過去に自国がそうだったから、外国人労働者の受け入れについて日本と比較して論じている。
 そこで問題となっているのが、日本は普通に労働力を外国から得ようとするのではなく、
研修と称して奴隷的な労働をさせて得しようとしている、ということだ。
 だから外国で問題とされ、外国の大手マスコミも報じるようになったというわけだ。

 ただ、これまで日本で行われていたことを思えば、もともとセコイことをする癖がついていたから、その延長だろう。
 これは自分が十代のころからずっと続くことの思い出だが、バイトとかパートとかにしても、正社員にしても、実にセコい発想をする人たちに、よく出くわしたものだ。

 そこで多かったのは、社会の常識でも法律でも当たり前のことを否定する行為だった。
 例えば、業務に必要不可欠な作業は勤務時間であるから、制服に着替えなければならない場合、それにかかる時間は勤務中であるが、着替えて準備万端にしてからタイムカードを押すのだと言う。
 また、業務について説明を受けたり、それを収録したビデオを見るのは勤務時間であるが、その時にタイムカードを押させない。研修の間も給料は払い、そのあと一人前になったら給料を上乗せするというならともかく、もともと安い給料なのに研修中だから更に安いとかタダとか、とにかくセコイ。

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 そうではない職場も、もちろんあった。
 そもそも、誰だって勤務時間に間に合うよう早めに来るのだから、たまにギリギリ到着した場合、そこでたかが数分の着替えなど準備の時間でケチケチしても意味がなく、誰も得にならない。雰囲気が悪くなるだけで、雇った側にとってみっともない。
 と言う人のほうが、むしろ多かったはずだ。

 それなのにセコイことを言う人は、性根が貧困である人か、無用な精神論を説きたがる人であった。
 そして、そんなのには付き合ってられないから、抗議や批判をするより、さっさと辞めて他に行くほうが簡単であった。そういう貧乏性と精神論を好きな人が集まって勝手にしていればいい。
 こういう考えで日本はやって来たけれど、それが外国人だと出て行ったりが簡単でないので、ここへ付け込んでセコイことをし続けて、酷いことになってしまうのではないか。
 



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by ruhiginoue | 2019-08-29 05:18 | 国際