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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

騒音で警察に通報する人

 『ジョーズ』という大ヒットした映画で、主人公の警察署長はニューヨークから物語の舞台となる田舎町に赴任してくるのだが、すると都会と違って駐車違反の苦情などが主な仕事になってしまう、という場面がある。
 これが原作の小説より具体的に描かれているのだが、喚く田舎者と、そんなことで一々警察に言うのかと困る主人公の姿が滑稽であった。

 ところが、今の東京で、駐車違反どころか日常生活騒音で警察を煩わせる人がいる。
 ただし、駐車違反なら違法行為だから警察に対応を求めてもいい。だが騒音の場合、勝手に工事しているとかであれば別だが、深夜にテレビの音などで迷惑をかけられ法的措置をとるにしても民事が普通であるし、集合住宅の場合は管理人などに訴えるものだ。
 
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 それに、ベランダでの喫煙による悪臭と健康被害および火の不始末による火災の危険でさえ、集合住宅の管理人はまともに取り合わないし、まして警察はボヤ騒動にでもならないと対応しないものだ。
 ところが、騒音で警察に訴える人が、よくいるのだ。いちおう警察が話を聴いてくれるからだろう。
 これは、昔から、騒音が原因で隣近所の揉め事になったら暴力沙汰に発展することがあるからで、何度か殺人事件に至ったこともある。

 例えば、子供の弾くピアノがうるさいと怒鳴り込んだ男が、母親と子供二人を殺害したのち自殺を図ったが死にきれず逮捕された事件とか、女性が自宅前で自転車のベルを鳴らしたのを、近所に住む仲の悪い女性が聞いて煩いと思うと同時に、これは自転車に乗れない自分をからかっているのだと思い、包丁を持って押し掛けて女性をメッタ突きメッタ斬りにして惨殺した事件とか。

 こういうことがあったので、警察としては事件になった後で捜査しやすいように、犯行動機をあらかじめ把握しておこうとする。まだ事件となる前に迷惑行為をやめさせようということではない。せいぜい、苦情を言いたいが、逆恨みされて怖いかもしれないから、代わりに言ってくれ、という程度だ。

 これを知らない人たちがいるわけだ。だから、煩いから逮捕してくれという通報がたまにあると、警官をやっている人が言っていた。
 


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by ruhiginoue | 2019-09-13 04:49 | 社会