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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

サイゼリヤの値段据え置きは本当に良心的か

 サイゼリヤが「増税後」も値段を据え置くと広報している。
 個人的には、美味しくないから行かないので関係ないが、それはともかく…

 まず「消費税率の引き上げ」であって「増税」ではないのだから、ここからして変なのだが、この意味の違いが解らない人が特に低所得層の庶民には多いので、値段の安さを売りにしている店としては、それに合わせているのかもしれない。
 そして、小さい子供のいる家庭を助けるため税金を増やす必要があるという政府の嘘を、低所得層の庶民の多くは無知なので信じ込む。そういうところに常に権力は付け込む。

 では、ここでサイゼリヤとしては善意なのか。
 それには疑問が既に呈されている。もともと低価格を売りにしている大手は、取引先と従業員にしわ寄せしているものだから、消費税率の引き上げ後に価格を据え置くのは経営努力というより更なる締め付け強化の恐れがある。
 そもそも、小さい店では到底不可能なことを大きな店が実施すると誇っていること自体が欺瞞である。

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 これで思い出すのはプロ野球の優勝セールである。
 いつもチームのスポンサーおよび地元の大型店は、取引先に商品を供出させる。だからいつも出入業者は泣かされていて、優勝しないよう望んでいるものだ。
 そして、売られる段階では大して安くもない。これをバーゲンセールの常套手段である雰囲気で乗せて客に買わせるのだ。これを無知な田舎の庶民は得したと錯覚するから実にオメデタイ。

 だからサイゼリヤが詐欺商法しているとまでは言えない。
 しかし、もともと消費税は他に負担を押し付けられる仕組みになっていることが問題になっていて、ここに業者間の力関係が反映してきたのだから、そこで消費税の引き上げに対して価格を据え置くと言われても素直に受け取れないのは当たり前だろう。





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by ruhiginoue | 2019-09-29 07:04 | 経済