人気ブログランキング |

井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

中国は香港を必ず同化する

 香港で中央に抵抗しているのは、あくまで一部の人たちだ。香港にも北京政府寄りの人がいるし、生活や利益が大事である人はもっと多い。無関心の人たちも少なくない。どうせ抵抗は無駄だと言う人もいれば、迷惑がっている人も多いことが日本にも伝えられている。
 だから、この抵抗は確実に排除される。

 そうでなくても、中国は人口が多いのだから、もし香港の人たち全員が抵抗したら皆殺しにして他から移住させて住民の総入れ替えしてでも、中国は香港を同化させるはずだ。これは、中国四千年の歴史で最大の屈辱である阿片戦争のケリをつけないといけないからだ。

 かつて自国が無敵と信じていた中国人は、阿片戦争の敗北に衝撃を受け、隆盛が著しい西洋近代文明を見に行こうと大勢の若者がヨーロッパに行き、その最年少が16歳の鄧小平だった。彼はパリで周恩来と出会う。当時24歳、秘密裏に結成された中国共産党青年部のリーダーで後の中華人民共和国国務院総理。彼の影響で鄧小平は政治家に。
 そして周恩来も毛沢東も死んで実権を掌握した鄧小平は、英国のサッチャー首相が領土問題でアルゼンチンと戦争になり勝利したことで勢いづき、香港を返さないと中国に迫ろうとしたところ「領土問題の交渉でない。香港は貸した期限が到来したら回収する」と凄んでサッチャー首相を黙らせて取り戻したのだ。

f0133526_15204145.jpg

 これにより中国人はナショナリズムが高揚した。そして香港は返還から二十年が経過し、経済的に代わりとなる地域は他にもあるようになった。もう「一国二制度」は無用だから、主権が及ばない部分のある地域は無くし、外国に戦争で負けて領土と実権を奪われた名残りは消さなければならない。

 こういう経緯なのだから、中国は最後までやるだろう。香港を完全に取り戻すことは中国の誇りを取り戻すことなのだから。
 ここで外国に非難されて弱腰になったら、中国共産党は中国人民の支持を失ってしまうから、退くわけにはいかない。

 ところが日本は、領土問題といえば外国の悪口に利用するだけだし、土地も海も空も宗主国様の軍事基地のため渡してしまうし、ナショナリズムは安倍総理の「日本を取り戻す」のスローガンに顕れたとおり虚勢を張ったもの。
 こうした怠惰に日本人は慣れ切ってしまっているから、中国が本気になって香港を完全に取り戻そうとしていることを理解できないのだ。




ブログランキング・にほんブログ村へ



 
トラックバックURL : https://ruhiginoue.exblog.jp/tb/30814054
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2019-10-09 04:56 | 国際 | Trackback | Comments(0)