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by ruhiginoue

れいわ新選組の舩後議員は差別主義者を支持する障害者

 安倍総理大臣は所信表明演説の中で、れいわ新選組から当選した舩後議員を次のように祝福した。
 「舩後靖彦さんの当選を友人として心よりお祝い申し上げます」
 一議員の当選を総理大臣が所信表明演説の中でわざわざ取り上げるのは異例のことであり、違和感を覚えたという国会議員もいる。
 
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 ただ重度身体障害者に社交辞令ということだったなら逆に失礼であるし、本当に身体障害者が国会議員になって良かったと考えたなら、これまで自民党が比例名簿に載せて当選させなかったのはなぜかと疑問が湧く。
 もしかすると、身体障害者として同情票で当選したら後で取り込もうという意図があるのだろうか。あの八代英太議員のように。彼は事故で車椅子生活になり芸能人を廃業すると、その同情票を集めて議員になった。この時は、どちらかというと左派だった。それが結成した党の仲間を棄てて自民党に入ったから驚かれたものだ。

 それどころか、れいわ新選組の舩後議員は、もともと安倍総理とメル友だったし、安倍総理らの肩入れする日本会議系団体の催しで講師を勤めたことまであり、極右思想の持ち主であることを自認している。
 この事実と、安倍総理のお祝いの言葉を合わせると、たいへん気の合う仲良しということが判る。

 もちろん、身体障害者だからと弱者の気持ちが解るわけではなく、自分より弱い者をいじめて悦に入る者が大勢いるし、弱者としての立場から権利を主張するのではなく、弱者ゆえ権勢に媚びたりもする。
 これは障害者に限ったことではない。例えば「在日」でも、その差別に苦しんだから、差別で不利益を被らないよう権勢に媚びる者がいる。和田アキ子など典型的だろう。差別する側に回る人もいる。
 あるいは、障害を同情を惹くのに利用するものだと考えている『金閣寺』式の人もいる。あの乙武洋匡という人も、スキャンダルがなければ自民党から選挙に立候補するはずで、話題票と同情票で国会議員になっていた可能性がある。
 だから舩後議員も、最初は野党から出ておいて後で与党に寝返る可能性を指摘されている。

 それにしても、だ。
 今の自民党で中心になっている安倍総理と周辺の勢力は、自由も基本的人権も平和も平等も国民主権も一切否定している。
 また、日本は戦前まで身体障害者など「役立たず」と罵倒されていて、家族も責められて一家心中に追い込まれたなんてことも珍しくなく、そのうえで、身体障害者は社会の邪魔者だと虐殺したナチスドイツと同盟関係になり戦争に突き進んだのだが、その時代に回帰せよと堂々と主張しているのが安倍総理や日本会議である。
 これに舩後議員は、重度障害者でありながら賛同していて、なんとも不可解だ。

 これは、ナチやヒトラーに賛成していないが、その支持者や党員らと個人的に友達、というのとは全く違う。ナチズムを支持してヒトラーと親しくする障害者やユダヤ人がいたら、自分の存在を否定するのかと呆れられるだろう、という話だ。
 このような不見識は他にもある。例えば原口一博議員が家系により遺伝病で苦悩していると言いながら、渡部昇一と共同で声明を発表したことだ。渡部昇一は遺伝病の家系は子孫を作るなと主張し、劣悪遺伝を排除したナチスの功績とか「神聖な義務」とか言ったが、これを原口が知らなかったはずはない。その共同声明とは「歴史修正主義」による主張だったのだから。
 それでも、媚びていれば自分だけ安泰だと考える者がいることは世の常である。そんなの甘いのだが、甘いこと以上に自分だけというのが醜い。

 これについて、舩後議員を神輿に載せて担いだ山本太郎もと議員は、どのような認識だったのか、質問したいものだ。




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by ruhiginoue | 2019-10-12 05:25 | 政治