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by ruhiginoue

虹の架け橋と神々の黄昏と祝砲

 10月22日は台風の影響か東京でも一時的に激しい雨と風だった。
 するとNHKは、「即位礼正殿の儀」の直前に雨があがり、虹がかかったと報じた。そしてスカイツリーに設置されたカメラで撮影したという薄い虹を放送した。
 これでは、ただ風雨が収まって良かったというのではなく神秘主義だから、NHKのしていることはこじつけで、とても気持ちが悪いし、報道に相応しくないと指摘されている。当然の指摘だろう。
 
 ところが、これを他のメディアも受け売りし、FM世田谷では出演している女性らがオカルトめいた口調で「日本と日本人は大いなる力に守られている」と言っていた。
 この口調が気持ち悪いというだけでは済まない。ワーグナーの楽劇では、最初は神々が虹の架け橋で入場するけれど、結末は神々の黄昏で城が炎上する。ナチスは戦争末期にはラジオでワーグナーばかり流していたが、負ける国は他にすることがなくなり宗教がかってくるのが歴史の経験則であり、現実に今の日本は各分野で諸外国に敗退している。

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 この日は自衛隊の祝砲も放たれた。
 ところでプロコフィエフは、代表作の一つでちょうど作品100となる交響曲第5番を、自ら指揮して初演、ラジオで全国中継されるという晴れの舞台で、その直前に軍隊が祝砲を20連射することになったから、その轟音が鳴り終わるまで待つことになった。戦闘で大勝利となり、ドイツ軍が敗退して行ったとの知らせ。
 これに会場の聴衆は歓喜し、祖国の勝利と祝砲の力強い轟きに続いての演奏開始となった。そこで、あの雄大な大地を思わせる旋律が奏されると、みんな涙ぐんだ。

 一方、そのドイツとつるんだ日本は敗れた。
 そして、たくさん金を出すから獲られた領土は返してほしいと安倍総理が言ったらロシアは「日本は戦争で負けたんだぞ」と。それに沖縄では、米軍基地のためなら反対されても力づくで排除しているのだから、島を渡すなんて危ないことはできるわけないだろうということで、金だけ取られる結果になってしまった。

 こんな無様さで何が「日本を取り戻す」だ。
 ところが天皇が代替わりしただけで自衛隊が祝砲を鳴らし、オカルトめいた調子でマスコミは良かった良かったと騒ぐ。
 だいたい、経済政策も破綻し、不正もいっぱい自殺者まで出している、そんな内閣なのだが、その支持率は下がっていないと御用マスコミが報じる。
 なんと日本人は平和ボケして幸せなのだろうか。



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Commented by saheizi-inokori at 2019-10-27 07:20
異次元の世界にいるような感じがします。
それとも私がナイーブに過ぎるのか?
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by ruhiginoue | 2019-10-27 05:00 | 政治 | Trackback | Comments(1)