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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

萩生田文科相の発言を批判したNHKのまとも

 閣僚たちの相次ぐ失言と暴言が問題になっている。
 まず、河野防衛相である。彼は天候的にツイテない人という表現を持ち出して、自分は「雨男」だとしたうえで、就任したら三回も台風で自衛官が災害救援に出動したと笑いながら言った。これに居合わせた中で一部の人だけウケていた。
 そして不謹慎だと指摘された。甚大な被害があり、死者が何人も出ている深刻な事態なのだから、冗談のネタにすべきことではない。この人は冗談にして良いことと悪いことの区別ができないのか。

 そして萩生田文科相である。大学入試に民間試験が導入されたが、これは費用が高額なうえ一部の都市でしか開催されないから、全国の高校のうち七割の校長が、やめてほしいと言っているのに、今さら止められないから受験生たちは「身の丈に応じて」欲しいと発言した。
 この発言が問題になっても大手マスコミは反応が鈍かった。だから、大手マスコミも、多く政治家と同様に、富裕な家庭の出身者ばかりだから鈍感なのだろうと、あるフリーランスの記者が指摘していた。

 ところが、そういうマスコミとしては最悪のNHKが、ラジオの報道番組のなかで、相次ぐ閣僚の失言が問題になっていると取り上げたさい、萩生田文科相の失言は暴言というべき水準であるとの趣旨で詳しく報じていた。
 その民間業者による検定試験は、受験料が五千円から二万円くらいかかり、結構な額である。しかも一部の都市でしか開催されていないから、そこに住んでいない地方の人は、受験に出かけるだけで大変なうえ、交通費と宿泊費まで加わる。
 こうなると、地方に居住している人は、もともと大学に進学したくても諦める人がいるのに、それでも努力して自分の力を身に着けて社会に貢献したいと願っても無理になる。それを「身の丈に応じて」と文科相は言う。
 これに傷ついたという地方の高校生や家族の声を紹介したうえ、地方で格差がないようにすべきという教育基本法の理念に違反しているという専門家の指摘も紹介しながら、キャスターが「この発言を聞いた時、自分の耳を疑った」と率直に言う。

 よく、ここまでNHKはやったものだ。これは称賛すべきた。この件については、他の大手マスコよりずっと立派だ。

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by ruhiginoue | 2019-10-31 10:48 | 政治