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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

チンタラしている列車

 インドでは、何時間も待っているのに列車が来なくて、一体どうなっているのかと駅員に尋ねると「そんなこと私が知るか」と逆切れされたりするそうだが、それと違って日本では少し遅れても「申し訳ございません」と言うのが当たり前である。
 しかし、日本の鉄道も昔は西洋人から「なんでこんなにチンタラしているのか」という意味のことを言われていた。「日本では『時は金なり』という諺が通用しない」と、英国人が日本の列車に乗った感想として述べていた。
 これを日本人は努力して改善したのだ。そのため気忙しい社会になって過労死が出たりということになったが。
 ある意味で似ているのがロシアであった。やはりチンタラしていて立ち往生など日常的であったが、革命が起きてチンタラしなくなった。ジェルジンスキーという人が、自ら列車に乗って各地を回って調査し、立ち往生してるところで仕事を怠けている駅員を片っ端から公開銃殺した。この、仕事しないと殺すという見せしめを繰り返して、おかげで近代化できたのだ。
 そして、ジェルジンスキーはKGBを創設するという次第であった。

 ところで、同じ国の同じ時代でも、差はある。北海道と東北と関東と関西近畿と中国四国で差があるけれど、そんなに離れていなくても、それも同じ東京から電車に乗っても、小田急や京王線に乗り慣れている人が西武線に乗ると、チンタラしていてイライラしてしまう。
 やはり向かう方角のためだろう。漫画のセリフ「三越伊勢丹ではなく西友に行け」と言われる県民が利用しているから。
 また、関西にある人気のプロ野球チームは、不振の時でも球場がファンで満員だから親会社の鉄道は客を運んで大儲け、という一方で、関東にあるプロ野球の人気チームは、常勝でも球場に客の入りがよくないので親会社の鉄道が儲からないのはなぜかというと、辺鄙すぎるうえ電車がチンタラしているから疲れてしまうのだ。
 しかし、住んでいていつも利用している人は気づかない。これが普通だと思っているからだ。インドと同じである。

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by ruhiginoue | 2019-11-29 05:23 | 社会