指揮台に立てない指揮者とドブ板を踏めない政治家は引退
2019年 12月 12日
先日、池辺晋一郎のFM番組で、朝比奈隆が指揮した録音を放送した。八十歳台の後半になってベートーヴェンの交響曲第七番をノリノリで演奏していた。
かつて朝比奈隆は、巨匠の指揮者たちが高齢になり座って指揮しているので、椅子は要るかと問われると「椅子は使わない。指揮は立ってすること。立って居られなくなったら引退すべき」と言い、93歳で老衰死する直前まで現役のうえ立って指揮した。
だから、普通は新しい録音の方が技術の進歩で音質は良いけれど指揮者が高齢で元気が無いから残念なものだが、朝比奈隆は新しい演奏のほうが音質が良いうえ元気だから人気がある。

やはり百歳を超えて老衰で死去するまで病気をしなかった中曾根康弘もと総理は、息子に後を継がせているのに国会議員を続けていると批判されたが、選挙区で当選しているうちは「まだやっているのか」とは言われても「辞めろ」とまでは言われなかった。
しかしドブ板踏んでの選挙運動は体力的に無理だからと比例で当選するようになってから自民党内で問題になった。もとは選挙区で当選できるのに譲るからと比例名簿一位にしてもらったのだが、その後は選挙区で「立候補しました投票よろしく」と言って回れなくなったのだから。
しかし引退を拒む中曾根康弘もと総理に、業を煮やした小泉もと総理は比例名簿に載せないと通告した。それは気が重かったと小泉もと総理は語っていた。
これで中曾根康弘もと総理は記者会見を開いて引退を表明したが、そのさいの怒っている様子が話題になった。顔面をひきつらせて目を潤ませ唇を震わせながら「いきなり訪ねて来て、歳なのだから辞めてくださいとは、なんと非礼な」と。これをテレビで見て皆が「ああ、小泉さん、言っちゃったんだな」と思ったものだった。
よくダニー=ケイがやっていた指揮者に扮するギャグで「とっくに引退すべきだった巨匠」というのがあり、足元がおぼつかないのに指揮台に上がろうとする仕草で爆笑させていたが、政治家も指揮者も歳とって引退を渋る人がいる。
そこで、辞め時の目安は、立っていられるかだろう。指揮台で立っていられない、選挙区でドブ板を踏めない、ならば引退で、そうでなければ歳をとっても現役を続ければいいのではないか。
そして、よく人を見ていると感じるのだが、若くても立っているのが苦手な人は体力と気力が乏しい。

かつて朝比奈隆は、巨匠の指揮者たちが高齢になり座って指揮しているので、椅子は要るかと問われると「椅子は使わない。指揮は立ってすること。立って居られなくなったら引退すべき」と言い、93歳で老衰死する直前まで現役のうえ立って指揮した。
だから、普通は新しい録音の方が技術の進歩で音質は良いけれど指揮者が高齢で元気が無いから残念なものだが、朝比奈隆は新しい演奏のほうが音質が良いうえ元気だから人気がある。

やはり百歳を超えて老衰で死去するまで病気をしなかった中曾根康弘もと総理は、息子に後を継がせているのに国会議員を続けていると批判されたが、選挙区で当選しているうちは「まだやっているのか」とは言われても「辞めろ」とまでは言われなかった。
しかしドブ板踏んでの選挙運動は体力的に無理だからと比例で当選するようになってから自民党内で問題になった。もとは選挙区で当選できるのに譲るからと比例名簿一位にしてもらったのだが、その後は選挙区で「立候補しました投票よろしく」と言って回れなくなったのだから。
しかし引退を拒む中曾根康弘もと総理に、業を煮やした小泉もと総理は比例名簿に載せないと通告した。それは気が重かったと小泉もと総理は語っていた。
これで中曾根康弘もと総理は記者会見を開いて引退を表明したが、そのさいの怒っている様子が話題になった。顔面をひきつらせて目を潤ませ唇を震わせながら「いきなり訪ねて来て、歳なのだから辞めてくださいとは、なんと非礼な」と。これをテレビで見て皆が「ああ、小泉さん、言っちゃったんだな」と思ったものだった。
よくダニー=ケイがやっていた指揮者に扮するギャグで「とっくに引退すべきだった巨匠」というのがあり、足元がおぼつかないのに指揮台に上がろうとする仕草で爆笑させていたが、政治家も指揮者も歳とって引退を渋る人がいる。
そこで、辞め時の目安は、立っていられるかだろう。指揮台で立っていられない、選挙区でドブ板を踏めない、ならば引退で、そうでなければ歳をとっても現役を続ければいいのではないか。
そして、よく人を見ていると感じるのだが、若くても立っているのが苦手な人は体力と気力が乏しい。

by ruhiginoue
| 2019-12-12 04:58
| 政治





