真珠湾攻撃と映画『トラ!トラ!トラ!』
2019年 12月 13日
毎年十二月八日になると真珠湾攻撃の話になる。Twitterでも相変わらずだ。
そこで戦争や政治に及ぶが、それは皆に任せて、ここでは真珠湾攻撃の超大作映画『トラ!トラ!トラ!』の話をする。

この映画のDVDを持っているが、これにはアメリカ公開版が収録されている。かつて流通していたVHSに収録されているのは日本公開版だった。日本公開版にはアメリカ公開版には無い場面がある。
その一つは、『トラ!トラ!トラ!』ではなく「寅さん」で有名な渥美清のふんする料理人が、軍艦の調理場で司令官の食事を作りながら日付変更線について部下に講釈する場面。
映画の中で真珠湾攻撃の日について日米で一日違うが、この訳を観客に理解させるためだろう。しかし理解できない部下が「じゃあ、日付変更線を挟んで敵と出くわしたらどうするんだ。昨日の敵に今日の弾が当たるわけないじゃないか」とボケたことを言うオチであった。
もう一つは、山村聰ふんする山本五十六が、裕仁天皇に会うため皇居に行く場面。
よく言われるのと同じように、この映画でも、ヤクザの親分役が得意だった内田朝雄ふんする東条英機と、政治家や官僚の役をよくやっている北村和夫ふんする松岡洋右、彼ら強硬派に新劇の大御所の千田是也ふんする近衛首相が押され、これでは戦争不可避と真珠湾攻撃を決意する山本五十六、という図式で描かれている。
しかし山本五十六は裕仁天皇の承諾を得て真珠湾攻撃を実施している。これを陸軍は後から知らされた。
これにより、天皇は開戦の責任を問われたのだが、アメリカ公開版には無い。山本五十六が巨大な菊の紋章の付いた扉の向こう側に入って行く場面には「インペリアル・パレス」と題する東洋的な音楽が流れる。アメリカで音楽が作られ入れられているのだから、後から場面が削除されたと考えられる。だとしたら、なぜか。政治的な意図か、アメリカの観客にとっては関心がないことだからか。

そこで戦争や政治に及ぶが、それは皆に任せて、ここでは真珠湾攻撃の超大作映画『トラ!トラ!トラ!』の話をする。

この映画のDVDを持っているが、これにはアメリカ公開版が収録されている。かつて流通していたVHSに収録されているのは日本公開版だった。日本公開版にはアメリカ公開版には無い場面がある。
その一つは、『トラ!トラ!トラ!』ではなく「寅さん」で有名な渥美清のふんする料理人が、軍艦の調理場で司令官の食事を作りながら日付変更線について部下に講釈する場面。
映画の中で真珠湾攻撃の日について日米で一日違うが、この訳を観客に理解させるためだろう。しかし理解できない部下が「じゃあ、日付変更線を挟んで敵と出くわしたらどうするんだ。昨日の敵に今日の弾が当たるわけないじゃないか」とボケたことを言うオチであった。
もう一つは、山村聰ふんする山本五十六が、裕仁天皇に会うため皇居に行く場面。
よく言われるのと同じように、この映画でも、ヤクザの親分役が得意だった内田朝雄ふんする東条英機と、政治家や官僚の役をよくやっている北村和夫ふんする松岡洋右、彼ら強硬派に新劇の大御所の千田是也ふんする近衛首相が押され、これでは戦争不可避と真珠湾攻撃を決意する山本五十六、という図式で描かれている。
しかし山本五十六は裕仁天皇の承諾を得て真珠湾攻撃を実施している。これを陸軍は後から知らされた。
これにより、天皇は開戦の責任を問われたのだが、アメリカ公開版には無い。山本五十六が巨大な菊の紋章の付いた扉の向こう側に入って行く場面には「インペリアル・パレス」と題する東洋的な音楽が流れる。アメリカで音楽が作られ入れられているのだから、後から場面が削除されたと考えられる。だとしたら、なぜか。政治的な意図か、アメリカの観客にとっては関心がないことだからか。

by ruhiginoue
| 2019-12-13 04:59
| 映画





