亀井静香氏と通学定期と高校の思い出
2020年 01月 04日
元自民党の国会議員で大臣も務めたことがある亀井静香氏が、安倍総理は長くやりすぎで「牛の涎のようにダラダラ」と批判していた。
この人は高校を中退したことがあるそうで、学校を批判したら教師から退学で脅されたため、こっちから願い下げだと啖呵をきって自主退学してしまったらしい。
それで他の高校に編入して卒業すると東京大学に進学したのだから大したものだが、高校を退学した原因は偉かった。学校を批判する文書をビラにして配布したのだった。これは勇気が要る。
では、何を批判したのかというと、通学定期を学生割引で購入するための通学証明書を発行するさい、その高校は手数料を取ることにしたから、交通機関が公共性から利益を減らして通勤・通学の定期を割引にしているのに、そこにつけこんで金を取るなんてとんでもない、ということだった。
もっともな批判であり、しかしそう思っていても声を上げない生徒ばかりの中で行動したのだから、さすが政治家になる人だと感心べきことである。
だいたいの学校では、学生証に定期券購入の記録をつけるようになっていて、そこに交通機関が日付のスタンプを押して、別人が購入するなどの不正を防ぐようになっている。
そうなっておらず、いちいち通学証明書を発行してもらわないといけないようになっている学校がある。自分の通っていた高校もそうだった。
ただ、公立学校だったので発行に金を取ることはしなかった。学割は通学定期以外でもあるが、証明書の申請にいちいち担任か学年主任の認印が要るようにすることで、親戚のところに行くなどする他にどこへ行くか監視するのが目的だった。なんとも嫌らしい。
これを不快がる生徒はいたが、自分を含めて圧倒的に少数派だった。多数派は、まず鈍感で意識しない人がほとんどで、次に多いのは面倒くさいし嫌らしいと思ってもあきらめている人、という割合だった。
ここで亀井氏のように政治家になるような人だったら、意識するし行動もする可能性があるだろうが、そのうえ実際にそうなるのは、やはり退学したら他の学校に行けるからである。
おそらく亀井氏の親は文句を言っただろうが、結局は認めてくれたのだろう。だから、そういう背景があってこそだ。この差は大きい。
この人は高校を中退したことがあるそうで、学校を批判したら教師から退学で脅されたため、こっちから願い下げだと啖呵をきって自主退学してしまったらしい。
それで他の高校に編入して卒業すると東京大学に進学したのだから大したものだが、高校を退学した原因は偉かった。学校を批判する文書をビラにして配布したのだった。これは勇気が要る。
では、何を批判したのかというと、通学定期を学生割引で購入するための通学証明書を発行するさい、その高校は手数料を取ることにしたから、交通機関が公共性から利益を減らして通勤・通学の定期を割引にしているのに、そこにつけこんで金を取るなんてとんでもない、ということだった。
もっともな批判であり、しかしそう思っていても声を上げない生徒ばかりの中で行動したのだから、さすが政治家になる人だと感心べきことである。
だいたいの学校では、学生証に定期券購入の記録をつけるようになっていて、そこに交通機関が日付のスタンプを押して、別人が購入するなどの不正を防ぐようになっている。
そうなっておらず、いちいち通学証明書を発行してもらわないといけないようになっている学校がある。自分の通っていた高校もそうだった。
ただ、公立学校だったので発行に金を取ることはしなかった。学割は通学定期以外でもあるが、証明書の申請にいちいち担任か学年主任の認印が要るようにすることで、親戚のところに行くなどする他にどこへ行くか監視するのが目的だった。なんとも嫌らしい。
これを不快がる生徒はいたが、自分を含めて圧倒的に少数派だった。多数派は、まず鈍感で意識しない人がほとんどで、次に多いのは面倒くさいし嫌らしいと思ってもあきらめている人、という割合だった。
ここで亀井氏のように政治家になるような人だったら、意識するし行動もする可能性があるだろうが、そのうえ実際にそうなるのは、やはり退学したら他の学校に行けるからである。
おそらく亀井氏の親は文句を言っただろうが、結局は認めてくれたのだろう。だから、そういう背景があってこそだ。この差は大きい。
by ruhiginoue
| 2020-01-04 05:05
| 政治