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by ruhiginoue

運は足元からという説

 何年も履いていた靴の歩き心地が悪くなった。底を見たら負荷のかかる部分が擦り減って凹凸が無くなっていた。履き心地が良かったので気に入り、履いて沖縄から北海道まで行って歩き回っていたからだ。その時の写真にも写っている。
 つまり歩き回って擦り減るまで壊れなかったのだ。安物だと、底が擦り減るより前に接着の部分が剥がれて、接着剤で補修してもすぐまた剥がれていたちごっこである。
 
 これで思い出すのが、黒澤明監督の『天国と地獄』だ。靴会社の重役たちが話し合っている場面。縫わずに接着剤で貼り合わせただけの靴は、見た感じは良いが簡単に壊れる。一見した印象が良いので売れて、適当に壊れるから次も売れる。
 すると怒る職人あがりの重役(三船敏郎)という冒頭の場面。帽子はデリケートな頭部を保護するが、あくまで乗っかっているものだ。しかし靴は全身を支えている。

 「風水」では、運気が足の下から登るので、ボロボロの靴はいけないとされている。使い込んで味が出ているのと、劣化しているのとは違うということで、ボロくなって使わない靴を玄関の靴箱に入れることもやめるべきらしい。
 また、財布を整理せず余計なものを入れてパンパンにしていると金運が逃げるのと同様に、靴箱も整理整頓しておくべきだと言われる。
 この運気がどうかは別にして、気に入っていて限界に達した古い靴とともに無用な靴を処分して、靴箱の中も清掃した。けっこう土や埃がたまっていた。

 さっぱりした気分である。

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by ruhiginoue | 2020-03-03 05:03 | 雑感