橋下は安倍と同じ

　毎日新聞に続いて朝日新聞もコロナウイルス対策で維新を美化し、ジャーナリズム界隈で批判されている。
　これは、対応のお粗末により政権が本格的に危ないからだろう。それで野党に支持が行かないように、野党のふりしている与党の補完勢力に誘導しているのだ。維新は国会で自公政権に協力しているが、関西のテレビに出ると自民党を厳しく批判して見せる詐欺を働き、これに騙される人たちがいる。
　おそらく、財界のどこかの勢力が仕組んだのだろう。

　ここで、安倍晋三と違って橋下徹は脅威だと言う人たちがいる。なぜなら、安倍はお坊ちゃま育ちのボンクラだから追及されそうだと逃げるが、橋下は育ちが悪くて正面から恫喝するから、もっと社会が険悪になるというわけだ。
　しかし、ここでいわれる橋下流とは、詭弁とコジツケの逆質問をして「もっと勉強してから来い」と言うものだが、それは安倍も常套手段である。
　しかも安倍のほうが凄い。東大法学部卒で司法試験に受かって検察官をしていた議員に向かって「もっと勉強してください。私は立法府の長ですよ」と大間違い、それも総理大臣が自分の役職を国会で間違えるという前代未聞で、皆を啞然とさせても平気でいる。
　これは金次第の私大に付属から入り出席もせず卒業した人だから漢字の読み違いだろうと何だろうと何とも思っていないからだろうが、橋下だって大学出ているし弁護士やっていたのに義務教育の公民で習う程度のことも解っていないと指摘されてきた。

　だから安倍と橋下は同じである。
　これがのさばっているのは、日本に充満する反知性主義のためである。無知や非常識を恥じない連中が、安倍や橋下を見て自分の拠り所を見つけたと思い、群がり加勢する。
　だから橋下は記者会見で自分が答えにくい質問をされると関係ないことを言い出したうえで、質問した記者が不勉強だとか解ってないとか言ったうえで指さし「誰かこの人に教えてやってよ」と失礼なことをわざとらしく言い、付和雷同で乗ってくる人たちにボールをパスするようにするのだ。

　ここで、気弱になって引き下がるから、嫌な奴らはつけあがる。これまで甘かったのだ。しかし今は緊急事態なのだ。商品券ではなく現金と声を上げてきたように、維新ではなく他の野党にと声を上げることだ。